佐賀県 佐賀県遺産TOP総合トップへ
佐賀県 佐賀県 佐賀県遺産 SAGA HERITAGE 佐賀県民の思いがつまった宝物。佐賀県 佐賀県(スマホ版) 佐賀県遺産 SAGA HERITAGE
背景色
青
黒
白
文字サイズ
拡大
標準

佐賀県遺産データベース

第2021‐4号 志田陶磁器株式会社(しだとうじきかぶしきがいしゃ)

しだのくらがいかん

志田の蔵は木造切妻造妻入瓦葺2階建。大正時代に志田焼火鉢等の大物磁器を保管する倉庫として建てられたもので、頑丈な梁に支えられている。蔵の一部は現在、焼き物や和雑貨の販売に利用されている。

検索情報
地域
西部地区
分類
建造物
基本情報
所在地
嬉野市塩田町大字久間乙3242番地3、同久間甲3849番地6
0954(66)2202 (志田陶磁器株式会社)
遺産にまつわる物語
18世紀半ば頃より志田には多くの窯があり、そこで生産される陶磁器は「志田焼」と呼ばれ、豊富な生産量を誇っていた。しかし、同地区内には大規模な問屋が無く、窯業関係者たちは買い叩き等の不利な取引を強いられていた。そうした状況を改善するべく、明治42(1909)年、地元の有力者や窯元などの出資により「志田陶磁器株式会社」が設立され、地区における陶磁器の取引を担うこととなった。大正10(1921)年には製磁工場(現・志田焼きの里博物館)を買収し、昭和59年まで生産が続けられた。以後は本来の卸業に専念し現在に至る。
特徴
蔵(正式名称:志田の蔵)は、木造切妻造妻入瓦葺2階建。2号棟、4号棟、5号棟、6号棟の4棟が残る。陶磁器等を格納していた倉庫群であり、大型陶磁器を大量に格納しても耐えられるよう大きな松材を使い、頑丈な梁に支えられている。本社事務所は大正7(1918)年に旧武雄警察署を移築したもので、窓建具の外側には鉄格子がついており当時の雰囲気を残す。また付帯建造物は元々事務所として利用していたもので、旧武雄警察署移築時に後方へ移設、以後は倉庫や宿直室等として利用された。上絵工場は、木造切妻造妻入桟瓦葺の平屋。正式名称は〇志(〇の中に志)上絵工場。内部には色絵を生産していた窯と作業場があり、特に窯は県内でも貴重な赤絵窯である。
保存や活用の取組
平成10(1998)年より、蔵の一部を利用して有田焼や和雑貨の販売を行っている。
本社事務所及び付帯建造物のうち、1階事務所は展示室「ギャラリー和陶」として使用、1階和室はひな展等の催事で活用されている。2階大広間には東海道五十三次大皿等が展示されており、別棟2階は陶芸ギャラリー、3階は志田焼資料館となっている。

蔵外観 蔵内部 本社

本社事務所 付帯建造物 窯内部









佐賀県  県土整備部 まちづくり課  
電話:0952-25-7326 ファックス:0952-25-7314 メール:machizukuri@pref.saga.lg.jp

Copyright© 2016 Saga Prefecture.All Rights Reserved. 佐賀県

佐賀県  県土整備部  まちづくり課

TEL:0952-25-7326
FAX:0952-25-7314
メール:machizukuri@pref.saga.lg.jp
Copyright© 2016 Saga Prefecture.All Rights Reserved.