佐賀県 知事室TOP総合トップへ
佐賀県 こちら知事室です佐賀県 こちら知事室です(スマホ版)
背景色
青
黒
白
文字サイズ
拡大
標準

令和4年3月 第4回佐賀県伝承芸能祭の記録集への知事挨拶文『つなぎ、輝く、佐賀の思い』

最終更新日:

 第4回佐賀県伝承芸能祭の開催にあたり、県内各地の伝承芸能団体の皆様や関係者の皆様に御参加いただき、盛会のうちに終えることができましたことに感謝申し上げます。
 また、今年も素晴らしい演舞を披露していただきました、広島県安芸高田市よりお越しの原田神楽団の皆様にも深く感謝申し上げます。
 コロナ禍においても、多くの関係者の皆様の御協力のもと、感染対策を工夫しながら、人と人、地域とのつながりを感じる機会をまたもつことができ、大変嬉しく思います。

 今回、特別ゲストとして出演いただきました薩摩琵琶奏者・北原香菜子さんの演目とされた大隈重信の言葉に次のようなものがあります。
 「時のある限り、人のある限り、道が窮まるという理由はないのである。」
 人の生み出す可能性や力を信じ、手を取り合うことで、未来への道は閉ざされることはなく広がっていきます。
 私たちを取り巻く環境が大きく変わりゆく中、〝継ぎの世代″の新たな感性が加わり受け継がれていくことで、伝承芸能はさらに磨かれ、輝きをましていくのだと思います。

 今年は、県内の伝承芸能団体において、子どもたちをはじめ、若い世代の活躍が目立ちました。
 特別出演された佐賀神楽団は、伝承芸能祭で安芸高田神楽に感銘を受けた嬉野市の若手劇団を中心に結成され、地域の文化や伝承を融合させた自分たちの神楽を踊りたいと、活動を開始したそうです。
 こうした活動は、佐賀県の、ひいては日本全体の伝承芸能に新たな風を吹き込んでくれることでしょう。

 つなぎ、輝く、佐賀の思いーー
 伝承芸能は、時代の変遷とともにその形が変わっても、地域の平穏無事や、五穀豊穣を願い、感謝の心で奉納するそれぞれの舞いや音色に込められた想いは、変わらずそこにあります。
 私たちの生活に密着した祭り、日々の祈りは先祖から子孫へ、親から子へ大切に受け継がれていくかけがえのないものです。
 守るべきものを守りながら、新たな可能性を広げることで、佐賀の宝を、一緒に未来へとつないでいきましょう。





このページに関する
お問い合わせは
(ID:91103)
佐賀県 政策部 広報広聴課
電話:0952-25-7219 (直通) FAX:0952-25-7263
県政へのご意見はこちら

Copyright© 2016 Saga Prefecture.All Rights Reserved. 佐賀県