一本の襷をチームでつなぎゴールを目指す「駅伝」。
色とりどりの襷には、選手たちや支えてこられた方々の思い、そして、地域の方々が送るエールが込められています。
それを原動力に力の限り走る選手たちの姿は、数々のドラマや感動を生み出し、観る人の心を熱くします。
昨年は、県民の皆様をはじめ、関係者の方々のご協力のもと、東京2020オリンピック聖火リレーを実現させることができました。
ランナーたちがつないでいく聖火が県内各地に希望の光を灯し、皆様と感動や喜びを分かち合えたことは、私にとってもこの上ない喜びでした。
今、佐賀県では、「SAGAスポーツピラミッド（SSP）構想」を掲げ、トップアスリートの育成とともに、誰もが自分のスタイルでスポーツを楽しめるような人づくり、地域づくりを目指しています。
これまで多くのアスリートが育ち、全国の舞台へも送り出してきた本大会は、応援する人たちと一体となってスポーツの素晴らしさを分かち合う機会ともなっており、まさに、SSP構想の先駆的大会といえるでしょう。
2024年には佐賀県において、“体育”から“スポーツ”へ名称が変わる初めての大会となる「SAGA2024（国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会）」も開催されます。
新たな時代の佐賀を、スポーツで一緒に盛り上げていきましょう。
結びに、新型コロナ感染症対策を徹底し、今年も開催に尽力していただいた関係者の皆様に心から感謝申し上げますとともに、今大会の成功と皆様のご健闘をお祈り申し上げまして、私のあいさつといたします。