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令和3年8月 第63回全国公立学校教頭会研究大会佐賀大会大会誌への祝辞『未来を描く』

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 「第63回全国公立学校教頭会研究大会」が、ここ佐賀の地で開催されますことをお喜び申し上げますとともに、オンラインにて全国より御参加いただいた多くの皆様を心から歓迎いたします。
 皆様におかれましては、コロナ禍の折、日頃より各学校の副校長・教頭として、生徒一人ひとりに寄り添いながら、学校教育の充実と発展に貢献されていることに、深く敬意と感謝の意を表します。

 佐賀県では、子どもたちが佐賀への誇りを胸に、未来の佐賀や世界で活躍する姿を思い描きながら、高い志を持って生き生きと活動していくよう「志を高める教育の推進」に取り組んでいます。
 幕末の佐賀藩は、世界を見据えて人材の育成に力を注いだことで、明治に入り、多くの人が活躍することになりました。
 教育の大切さを身に染みて感じていた佐賀藩出身の大木喬任は、江藤新平とともに「建国策」を起草する中で日本の教育の構想を描き、初代文部卿として学制を制定するなど、近代日本の教育制度の礎を築きました。
 同じ佐賀藩出身であり、早稲田大学を創設した大隈重信の言葉「社会の源は人である。人の源は教育である。」にもあるように、明治という激動の時代に、佐賀の偉人たちは、教育への揺るぎない志をもって、社会を変革していったと言えるでしょう。

 このように本県には、未来への「想像力」と「構想力」をもって、近代日本の礎を築いた佐賀の偉人たちの志を脈々と引き継いできた人づくりの歴史があり、人を大切にする風土があります。
 そして今、佐賀の子どもたちは、ふるさと佐賀を知る学習を通して、先人の志や行動が今につながり、世界にもつながっているのだということに思いを馳せながら、新しい時代に自分たちに何ができるかを想像し、志を新たにしているところです。
 佐賀県は、地域への誇りを持ちながら世界を広く見据える視点を持ち、未来を描く子どもたちを、現場で指導されている先生方と共に、これからも育てていきたいと思います。

 また、2024年には、 “体育”から“スポーツ”へ名称が変わる初めての大会となる「国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会」が佐賀県で開催されることから、佐賀から新たなスポーツ文化を発信するための準備を進めています。
 ジュニアアスリート育成などにも力を入れ、スポーツ分野でも輝く人づくりを進めてまいります。

 本日参加していただいた皆様が、本大会を通じて、教育を取り巻く様々な問題について意見を交わし、得られた成果を現場で生かすことによって、これからの教育振興につなげていただくことを期待しております。
 結びに、大会の開催に当たり、御尽力いただきました関係者の皆様に深く敬意を表しますとともに、御参加の皆様の今後のますますの御健勝と御活躍を祈念しまして、挨拶といたします。





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