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令和2年11月 「SAGAスポーツピラミッド第56号」の巻頭挨拶『スポーツのチカラを信じて』

最終更新日:

 本県のスポーツ振興へのご尽力とともに、本協会事業にご支援・ご協力いただいております関係機関・団体各位に厚くお礼申し上げます。

 今夏、新型コロナウイルス感染症拡大により様々なスポーツの大会が中止となりました。
 高等学校総合体育大会や全国高等学校野球選手権大会が中止となったことは、大会を目指して日々練習を重ねてきた高校生たちにとって、とても辛いことだったと思います。特に、高校生活最後の大会となる3年生の生徒たちには、コロナ禍にあっても、人生の節目となる機会を創り出し、次の一歩を踏み出してほしいと考え、全国で最初に、高校生活の集大成となる「SAGA2020 SSP杯(カップ)(佐賀県高等学校スポーツ大会)」開催を決定しました。6月から8月の大会期間中、31競技33種目を行うことができたのは、関係者や選手の方々の協力があってのことであり、全ての関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
 残り2秒での逆転劇が繰り広げられたバスケットボール決勝戦、13回4時間を超える熱戦が繰り広げられた野球決勝戦、昨年の雪辱を見事に果たしたチームや、交通事故の後遺症を乗り越えて自己ベストで優勝をつかみ取った選手など、今大会には様々なドラマがありました。私自身、できるだけ大会に足を運び、選手たちが全力を出し切る姿や、試合後の笑顔や涙に大きな感動をもらいました。また、選手たちからは、「3年生になって大会が一つもないまま引退と思っていただけに感謝の気持ちでいっぱい」、「すがすがしい気持ちで区切りをつけることができた」など、多くの声を聞くことができ、この大会を開催して本当に良かったという思いを強くしました。

 新型コロナウイルスの影響はそれだけではありません。
 今年、鹿児島県で予定されていた国民体育大会及び全国障害者スポーツ大会も中止となりました。これを受け、鹿児島県知事や日本スポーツ協会などから、「SAGA2023」の開催を予定している2023年に鹿児島大会を開催させてほしいとの要請がありました。
 今回のことは誰のせいでもなく、新型コロナウイルスに起因するものであり、鹿児島県の痛みは、皆で分かちあわなければいけないのではないかと考えました。
 一方で、佐賀県において2023年に予定されていた国民スポーツ大会及び全国障害者スポーツ大会に向けて頑張っているターゲットエイジと呼ばれる子どもたちや指導者の皆様に想いを巡らせ、実際に子どもたちや県内の関係者の皆様と意見交換を重ねてきました。その結果、極めて重い、苦渋の決断ではありましたが、同じ九州の盟友として鹿児島県の要請を受け入れることとしました。
 2023年の鹿児島大会と2024年の佐賀大会に向けては、「双子の大会」と位置づけ、互いの選手や県民がエールを送り合うような大会を皆で目指してまいります。そのためにも、両大会への出場を目指す現在の中学生が県内の高校に進学し少年の部で活躍できるよう、様々な支援を行うとともに、有望選手が県内で活躍できる環境を整えていきたいと考えています。
 鹿児島から佐賀へ、国体から国スポへ、バトンをつなぐことで、両県の若者たちが交流を重ね、互いにエールを送り合いながら成長し、輝かしい未来を築き上げていくことを心から期待しています。

 これからも、様々な大会やスポーツシーンに向けて、世界で活躍するアスリートを育成し、誰もがスポーツを「する」「育てる」「観る」「支える」といった多様な楽しみ方で、一体となって盛り上がれるような地域づくりに励んでいきます。スポーツに注目が集まる今こそ、新しい時代の佐賀をともに築いていきましょう。佐賀さいこう!





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