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「日韓海峡圏映画祭」を済州(チェジュ)特別自治道で開催しました

2011年4月1日

 日韓の若者の間にポップミュージックやアニメ、まんが、映画、ゲーム、ファッション、食文化など、感性や価値観を共有する共通の若者文化が発展しつつあることを受けて、2007年から日韓若者文化交流事業を実施しています。

 2007年度に福岡県、2008年度に釜山(プサン)広域市で「日韓マンガフェスティバル」を開催し、2009年度は、映画をテーマとして、佐賀県で日韓海峡沿岸8県市道連携特別企画「第26回富士町古湯日韓海峡圏映画祭」を開催、2010年度は済州(チェジュ)特別自治道で「日韓海峡圏映画祭」を開催しました。

 

日韓海峡圏映画祭の概要

 大韓民国の済州(チェジュ)特別自治道で(社)済州映像委員会と日韓海峡沿岸8県市道が協働して、(1)上映部門、 (2)コンペティション部門、(3)映像づくり若者交流キャンプ部門の3つの企画により「日韓海峡圏映画祭」を開催しました。これは、2009年度に開催した「第26回富士町古湯日韓海峡圏映画祭」の第2回目となるものです。

 ※日韓海峡沿岸8県市道:福岡県、佐賀県、長崎県、山口県、釜山(プサン)広域市、全羅南道(チョルラナムド)、慶尚南道(キョンサンナムド)、済州(チェジュ)特別自治道

 

○上映部門

 日程:2010年10月2日~10月5日(4日間)

 場所:済州映像メディアセンター芸術劇場

  

 日韓海峡圏の8自治体が舞台となった映画や出身監督の映画を上映し、日本韓国からゲスト監督を招致してシンポジウムを開催しました。主なゲストとして韓国からは大邱(テグ)広域市出身のベ・チャンホ監督、また日本からは日本アカデミー賞を受賞した山口県出身の佐々部清監督など多彩なゲストの招致のもと4日間で計14作品を上映し、ゲスト監督のシンポジウムを開催しました。

作品名(監督/関連自治体)

『東京タワー』(松岡錠司監督/福岡県)

『サッド ヴァケイション』(青山真治監督/福岡県)

69sixty nine』(李相日監督/長崎県)

『カーテンコール』(佐々部清監督/山口県)

『佐賀のがばいばあちゃん』(倉内均監督/佐賀県)

『笑う大天使(ミカエル)』(小田一生監督/長崎県)

『角砂糖』(イ・ファンギョン監督/済州特別自治道)

『旅行』(ベ・チャンホ監督/済州特別自治道)

『あなたは遠いところに』(イ・ジュニク監督/全羅南道)

『マパド2』(イ・サンフン監督/全羅南道)

『走れ自転車』(イム・ソンウン監督/慶尚南道)

『私の愛、私のそばに』(パク・ジンピョ監督/慶尚南道)

『私の心に炎があり』(キム・ベクジュン監督/釜山広域市)

『オーディション』(キム・ソンジュン監督/釜山広域市)

 

 

○コンペティション部門(日韓ムービーアワード2010)

  日程  公募  2010年4月28日~7月30日

       上映  2010年10月3日、10月5日

 映像作品の公募を通じ、「新たなる才能」をキーワードに次世代を担う映像作家の育成と映像文化の定着支援を図るため『日韓ムービーアワード2010』と題してコンペティションを実施しました。日韓合わせて100本以上の応募作品の中から最終選考に残った入選作9本を映画祭で上映するとともに、最優秀賞などの受賞者を招待して表彰を行いました。

◆最優秀賞

 『日常エンド』 塩出太志(東京都)

◆優秀賞

 『フルーティー侍』 田上公雅(福岡県

 『紅葉狩り団結大会』 オ・チャンミン(釜山広域市)

◆奨励賞

 『ガクセイプロレスラー』 今成夢人(愛知県)

 『ミッシング』 ソン・スンウン(釜山広域市)

◆日韓海峡圏映像賞

 『豹』(日本) 﨑村のぞみ(東京都)

 『フルーティー侍』 田上公雅(福岡県)/優秀賞とW受賞

 『小言』 チェ・チョンヨル(全羅南道)

 『近くに』 キム・ヒョンミン(慶尚南道)

審査員長 イム・ウォンシク((社)済州映像委員会副委員長)

審査員 佐々部清(映画監督/山口県出身)、大野伸介(映画監督/佐賀県出身)、ヤン・ユンホ(映画監督)、チャン・ヒョンス(映画監督)

 

 

○映像づくり若者交流キャンプ部門

 日程:2010年10月1日〜10月6日(5泊6日)

 場所:祥明大学済州修練施設(交流キャンプ場、宿泊など)

 参加者:日韓海峡沿岸8県市道に在住の18歳から30歳までの若者

 日韓海峡圏の映像づくりを目指す若者を公募し、映画祭会場近隣の大学施設で合宿し、映像づくり実習に取り組みました。43名の若者が参加し、映像専門教育機関やプロの映像技術者の指導のもと4班に分かれてそれぞれ撮影、編集を行い、映像作品を制作しました。

 日本、韓国の混成チームでの作業は、通訳、英語、ボディーランゲージなどを通して、自分の思いを伝える作業から始まりました。コミュニケーションが取れてくるに従って、メンバー間での演出・編集方針の違い、また、誤解・行き違いなども生じるようになりました。しかし、各班とも言葉の壁を乗り越えて、何度も何度もミーティングを重ね、このような様々な問題を解消し、作品を作り上げました。

 できあがった4作品は、映画祭最終日に上映し、ゲスト監督に講評をいただきました。日本側のゲストである佐々部清監督からは映画祭の別プログラムである日韓ムービーアワードの最終審査に残ってもおかしくない出来だとのお褒めの言葉をいただきました。また、最後に各班の代表者に感想を述べていただきました。コミュニケーションの大変さ、映像作りの工夫などのコメントの後、どの班も共通して、仲間への感謝の気持ちを表していました。

 また、今回のキャンプの支援については、佐賀県の佐賀大学及び九州龍谷短期大学の全面的な協力をいただきました。

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