三田川の小中連携夏季研修会が開催されました
三田川の小中連携、学び支援プロジェクトによる「三田川の小中連携夏季研修会」が8月1日、吉野ヶ里町中央公民館にて行われました。
この研修会は小・中学校が互いの実態を知り、連携の在り方を探っていくことを目的として、三田川小学校と三田川中学校の全職員、町と県の教育委員会の担当者が参加して行われました。
会は前半のグループ協議と後半のソーシャルスキル・トレーニングに関する研修を中心に行われました。
【グループ協議】
グループ協議では、全体の参加者を5つのグループに分け、それぞれのグループごとに「各校における現状と課題」について学習面、生活面、家庭との連携の面について意見交換し、さらに解決のアイデア等についても話し合われました。県教育委員会からの出席者もそれぞれのグループ協議に加わり、現場の皆さんと一緒に現場の課題等について意見交換しました。
全体会では、5つのグループから、それぞれの協議内容が報告されました。各グループからはいろいろな内容が報告されましたが、その中でも共通しているもの、多かったものは次のようなものでした。
学習・生活面について
- 話の聞き方が十分に身に付いていない。指示していることが通らない。
- 特定の教科ではなく、読み取る力が足りないと感じる。
- 学習のしつけ、ルールが身に付いていない面があり、学習道具の忘れ、課題忘れ等がある。
- 言葉遣いが悪い・荒い。
- 中学校では、教科によっては学力面で2極化している状態も見られる。少人数指導等で対応はしているが・・・
- 一人一人はきちんとできているように思えるけれども、集団でまとまって動くことができないと感じる場面がある。
- 「心を育てていく」ということは、規範意識を育てていくことになり、学力を伸ばしていくことにもつながっていくと考える。
家庭との連携について
- 生活面での乱れは、学校の生活にも影響がある。家でやるべきことは、家できちんとやってもらいたい。そのためにも、密な連絡と情報交換が必要である。
- 母親だけが子育ての中心になり、悩んでいらっしゃるところもある。相談したくても誰にも話せないという親御さんもいるかもしれない。何らかの形でフォローできたらと思う。
- 親父の会などの取り組みをやっているところもある。参観日など父親が参加しやすい形にすることも考えられるのでは。
- 褒められたり、必要とされたり、認められたりといった経験が少ないのではないか。自信が持てずにいる子がいる。家庭・地域でも考えてもらうと同時に学校でできることは何かを考えていく必要がある。
小中の連携について
- 学校自体は近いが、小中連携というと「近くて遠い」という感じがあった。今後もこのような会 を通じてお互いの理解を深めていくことが大切だと思う。
【ソーシャルスキルについて】
現在、いろいろな教育課題が言われていますが、社会性やコミュニケーション能力の育成も重要な課題となっています。グループ協議の中でもそれに関するものがたくさん指摘されていました。
今回の研修会では、社会性やコミュニケーション能力の育成のために学校教育としてできることにスポットを当て、「ソーシャルスキル・トレーニング」について研修しました。
プロジェクトの県メンバーでもある県教育センターの西村研修員が、以下のような内容で資料を基に説明しました。
- 教育力のある集団とは
・2つの条件 「ルールの確立」「リレーションの育成」
・社会性を育てるためのいろいろな心理教育法
- ソーシャルスキル・トレーニングについて
・ソーシャルスキルとは
・構成的グループ・エンカウンターとの違い
・求められるスキルと実践例
・子どものソーシャルスキルを測る
○ 今後に向けて・・・・・・
これまで、近くにありながらもお互いのことがよく理解できていなかったという言葉が聞かれました。中1ギャップ等の問題も指摘される中、お互いの教育環境を理解し合い、9年間というスパンでそれぞれの役割を再確認することが大切ではないかと思います。
また、家庭・地域との連携についても、お互いができていないことを非難するだけではなく、できるようにするためにはどんな方法があるのか探っていくことが大切という意見があったように、一歩先の「実践のための計画」をいかに作っていくかが課題となってくるように感じました。
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佐賀県教育庁 教育政策課
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