鹿島市学校支援・振興プロジェクト第4回プロジェクト会議(3月11日)が開催されました

2008年4月14日

 鹿島市では、古枝小学校で「地域の人材・資源を生かした地域との連携」、「学校経営への地域の意見の反映の在り方」などについて研究を進めており、第4回の会議が下記のとおり開催されました。

 

会議の概要

1 日時

平成20年3月11日(火曜日)15時30分から17時15分

2 場所

鹿島市立古枝小学校

3 出席者

PTA代表、学校評議員、地元関係団体代表者、古枝小学校職員、鹿島市教委、県教委

4 内容

○ 本年度の活動を振り返って

 ・ 活動報告、成果と課題等

 ・ 現場(教員)の立場から

○ これからの地域連携(意見交換)

 ・ 古枝の子どもたちをどう育てていくのか

 

学校側からの報告画像

【本年度の活動を振り返って】

 「保護者・地域と連携した学校教育の充実」をテーマに、地域の自然、産業、伝統・文化、行事などの学習の中で、地域の人々との交流を通し、地域への理解と愛着を深めること、また、その結果、「地域に信頼され、地域に開かれた学校づくり」を目指して取り組んだ。

 

 以前から、地域と連携した活動は行ってきたが、本年度は、新たに、

○ ホタル保存会と青少年育成会の指導による「ホタルの幼虫飼育、放流」

○ 老人クラブ指導による「わらじ作り」

○ 地域の施設・産業等の職員研修

○ 子ども見守り隊活動の拡充などに取り組んだ。

 

 連携活動が充実し、地域への理解や愛着も深まってきている。

 伝統的にまとまりがあり、学校へも協力的であるという地区の特性を大切にしつつ、世代が変わってもこの関係を継続できるようにしたい。

 

 この点で、今の保護者世代は、祖父母世代に比べて時間的な余裕も少なく、学校との関わりは持ちたくても持てない状況もある。

 今後、学校や地区とのつながりを持ちやすくするための工夫も必要。

 

 また、学校と地域をつなぐために公民館が重要な役割を果たしている。

 ただ、公民館主事が不在になるとの現実もあるので、今後、その役割を引き継ぐ地区振興会との連携がますます重要になる。

 

【現場(教員)の立場から】

 このプロジェクトに参加して、いろいろな方と地域との連携について話をしてみて、改めて古枝地区のまとまりと協力的な姿勢を感じた。

 また、連携活動に関して、これまで、「ずっとやってきていたから、取り組まなくてはいけない」という意識が少なからずあったが、今回、連携の意味や学校の教育目標の具現化という視点から、「自分たちは何をすべきか」、「地域に補ってもらうべきことは何なのか」がはっきりと見えてきた。

 

 今後、意見の喰い違いも出てくるだろうが、古枝小が目指すべきものを明確にしたうえで、「当事者」として、自分には何ができるか考えていきたい。

 また、何か派手で新しいものではなく、これまでやってきたことを整理し、今ある活動を、その仕組みの面から充実させていくことが大切と考えている。

 

意見交換

○ 古枝のふれあい祭りで、小学校の学習発表会を行うことができないか。

  •  人との関わり方や表現力は、子どもたちの課題でもある。国語でも表現力を取り上げているし、発表の機会が増えることは意義がある。
  •  学校行事などをテレビで見ることもあるが、参加者が少ない。ふれあい祭りと一緒なら、保護者や家族の参加も増えるし、子どもたちにとっても自信につながる。
  •  地域行事では、高齢者に頼りきっている部分が多い。子ども、PTA、子どもクラブなど一体となった参加は意義がある。
  •  職場体験などでは、大人とのふれあいを敬遠する生徒もいるようだが、小学生のときから地域行事などに主体的に参加する機会(一人ひとりが役割を持った参加型の体験)があれば、そういった課題も克服できるのではないか。
  •  学習の一つになると、指導もそれなりに厳しくなり、お祭りを楽しむなどの雰囲気を壊してしまうのではないかなどの懸念もある。
  •  問題はいろいろとあっていい。子どもたちを企画段階から参加させる、せめて手伝いはさせるなどしていけば、解決策もみつかるはず。
  •  体験的な学習は人格形成のためにも大事であり、子どもたち自身の意見も聞きながら考えていけばいい。
  •  是非、話し合いながら有意義な連携になるようにしたい。

 

○ 地域連携のコーディネーターについて

  •  古枝地区は人材、資源が豊富であり、連携活動も行われてきているので、今後はそれをよりよくコーディネートしていく役割が大切。
  •  学校としても、コーディネーター役をどうするかは課題。
  •  学校の実情としては、いろいろな役割を抱えながらのコーディネートになるのでかなり厳しい面もある。
  •  総合的な学習の時間に関するコーディネーターも各校にいるので、その活用も考えられる。
  •  公民館がその役目を果たしているようだが、他県では、学校の中に公民館がある事例もある。視察したときには、地域全体が子どもの成長に関わっていることがごく当たり前のように行われていた。
  •  公民館主事が交代するとのことだが、これまで本当によくしていただいたので、新しく役目に就かれる方にも研修機会などを是非提供していただきたい。

 

○ 開かれた学校づくりという観点から、今後の構想として「モニタリングシステム」があげられているのは非常に興味深い。

  •  先進校視察で、東京の三鷹市の学校を訪問した。
  •  「開かれた学校づくり」の一環として、学校の取組や悩みを公開、説明していたが、これを機に地域との結びつきができ、協力していただけることが増えたり、問題となっていたことが解決したとの話である。
  •  もっとも、逆に「それは学校がもう少し頑張るべき」との指摘もあるようだが、いずれにしても情報をきちんと公開することが、信頼獲得につながったとの事例であり、大変参考になった。
  •  また、ハード面では、システム開発について、近くの大学から各種のデータ処理などもお願いできるとの話。
  •  いずれにせよ、参考にしながらできる部分については取り組んでいきたいが、情報公開だけで信頼が得られるものではないので、地域との連携の両輪として連携活動の充実にも引き続き取り組んでいきたい。

 

○ 地域との連携の成果の一つとして

  •  給食費の未納がなくなったとの報告があったが、まさにそのことが今回のプロジェクトをきっかけとして地域連携を進めてきたことの成果と考えてもいいのではないか。

 

今後に向けて

 学校側担当者から、プロジェクトに取り組んでみて考えたことの中に、「“お任せ”からの少しばかりの脱却」というものがありました。今回、いろいろな立場の方と議論する中で、細分化された自分の仕事だけしか見えなくなり、全体を見失ってしまっていることに気づいた、という趣旨であったと思います。

 連携を考えていくときの大切な視点であり、それぞれが熱心に自分の持分を精一杯やっていくことはもちろん大事ではあるものの、ともすれば「独りよがり」に陥ることのないよう、「自戒」の言葉としての意味も含めて、改めて実感したところです。

皆様にとって、より使いやすい県庁ホームページにするため、是非ご意見をお聞かせください。

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