九州電力玄海原子力発電所4号機の自動停止にかかる原因と対策の連絡を受け、対策に万全を期すことを申し入れました
九州電力の玄海原子力発電所4号機は、10月4日13時40分、通常運転中のところ、「復水器真空異常低」の警報が発信し、蒸気タービンが自動停止したため、原子炉が自動停止しました。[10月4日プレスリリース済み、環境への影響なし]
本日、この件について点検・調査を実施していた九州電力から、以下のとおり、原因と対策について連絡を受けました。
連絡によれば、今回の事象の原因は、保修作業の手順書を作成する際の不備が原因で発生した人為的なミスとされています。
このため、九州電力に対して、遺憾であることを伝えるとともに、国からの指導も踏まえ、再発防止対策に万全を期すよう強く申し入れました。
[九州電力からの連絡内容]
○ 「復水器真空異常低」の警報が発信する種々の要因を抽出し、調査した結果、
・ 復水器等の機器、蒸気等の配管、圧力計等の計器に故障等の異常は無かった。
・ 同時刻に、タービンの気密性を保つための蒸気(グランド蒸気)を供給する弁(元弁)の部品交換作業の準備として制御ケーブルを切り離したところ、自動的にグランド蒸気圧力制御弁を全て閉止する信号が発信される仕組みとなっていたため、当該圧力制御弁が閉止し、グランド蒸気圧の供給が停止した。
○ 本事象は、作業手順書を作成する際に、制御ケーブルの切り離しについて、本来行うべき他機器やプラント出力への影響評価が行われなかったことが原因と推定した。
○ 再発防止のため、全ての作業手順書に対して審査チェックシートを使用する、プラント出力に影響の可能性がある系統をリスト化するなどにより、保修作業による他機器やプラント出力への影響評価を確実に実施する仕組みを明確化する。
添付資料
・玄海原子力発電所4号機概略系統図(145KB; PDFファイル)
