地方分権改革とは

2011年9月15日

地方分権とは、

  • 地域のことは地域で決めて、住民ニーズに沿った行政サービスを行う
  • そのために、必要な権限や税財源を、国から地方へ移す

という、この国の仕組みをかえる改革です。

先進国に追いつき、追い越せ!という明治時代や戦後直後には、国に権限と財源を集めて、国がものごとを決めて、地方がそれに従う中央集権が効率的な時代もありました。

しかし、いまや日本は世界でも有数の先進国です。

人々は、「くらしの豊かさ」「くらしの満足度」を求めています。

全国一律・画一の行政サービスは、「平等」ですが、かならずしも「満足度」に結びついてはいません。日本は多様な国です。南国と雪国、海と山、農村と都会、それぞれの地域で、人々が求めるものが違うのは当たり前のことです。

しかし、全国一律の行政サービスでは、この当たり前のことに答えることができません。

「くらしの豊かさ」「くらしの満足度」といった住民の多様なニーズに応えるためにも、「画一から多様」「硬直から柔軟」な政策、行政サービスに大胆に変えていくことが必要です。

地方分権改革がめざす社会のイメージ (PDF 269KB)

地方分権改革は、そのために、国から地方へ権限と財源を移す、政治・行政改革です。

 

これまでの地方分権改革の流れ

【地方分権改革のはじまり】

平成5年

 6月3日(宮沢内閣)

    地方分権の推進に関する決議(衆議院 翌日参議院決議)

10月28日(細川内閣)

  第3次臨時行政改革推進審議会最終答申

  ・抜本的な地方分権の必要性などを答申

平成6年

  2月8日(細川内閣)

  「今後における行政改革の推進について」閣議決定

  ・地方分権推進に関する大綱と法律制定を政府方針として決定

 9月26日(村山内閣)

    地方六団体「地方分権の推進に関する意見書」提出

  ・地方分権推進法の制定等を要請

平成7年

 5月19日(村山内閣)

  地方分権推進法成立(5年間の時限立法、のちに1年延長)

 7月3日(村山内閣)

  地方分権推進委員会(諸井虔委員長)発足

  →村山内閣、橋本内閣のもとで審議

平成12年

 4月1日(小渕内閣)

 地方分権一括法施行

  ・機関委任事務制度の廃止

  ・国の関与等の抜本的見直し → 税財源問題はてつかず              

平成13年

 7月2日(小泉内閣)

 地方分権推進委員会解散

【三位一体改革へ】

平成14年

 5月21日(小泉内閣)

 片山総務大臣「片山プラン」公表

  • 国と地方の税源配分を1対1とするため、5.5兆円の税源移譲を提案

 6月25日(小泉内閣)

 「骨太方針2002」閣議決定

  • 補助金、交付税、税源移譲を三位一体で検討

平成15年

 6月27日(小泉内閣)

 「骨太方針2003」閣議決定

  • 平成18年度までに4兆円の国庫補助負担金改革を実施

平成16年

 6月4日(小泉内閣)

 「骨太方針2004」閣議決定

  • 国庫補助負担金改革の具体案を地方に作成するよう要請
  • 税源移譲は、3兆円規模を目指す
  • 安定的な財政運営に必要な地方一般財源総額を確保

 8月19日(小泉内閣)

 地方六団体「国庫補助負担金等に関する改革案」(PDF 94KB)を決定

  • 平成18年度までに3兆円規模の税源移譲(いわゆる第一期改革)
  • 平成21年度までに5兆円規模の税源移譲(いわゆる第二期改革)

 11月26日(小泉内閣)

 政府・与党合意

  • 3兆円のうち、2.4兆円分の税源移譲項目決定

平成17年

 11月30日(小泉内閣)

 政府・与党合意(三位一体改革最終決着)

  • 平成19年度に、3兆円の税源移譲を確定
  • 平成15~18年度に、4.7兆円の国庫補助負担金改革を実施
  • 平成15~18年度に、5.1兆円の地方交付税を削減

  → 地方の自由度は高まらず、不本意な結果

  → 地方側は、「第二期分権改革」に向けた活動を開始。

 (参考)三位一体改革の状況を解説した佐賀県庁内向けメールマガジン「週刊・三位一体の時間!」バックナンバー(全25号)  

 

【第二期地方分権改革】

平成18年

 6月7日(小泉内閣)

 地方六団体「地方分権の推進に関する意見」(PDF 42KB)提出

 7月7日(小泉内閣)

 「骨太方針2006」閣議決定

  • 地方分権に向けて、関係法令の一括した見直し

 9月15日(小泉内閣)

 地方六団体「地方分権改革推進法の骨子案」提出

 12月8日(安倍内閣)

 地方分権改革推進法成立

平成19年

 4月1日(安倍内閣)

 地方分権改革推進法施行(3年間の時限立法)

 地方分権改革推進委員会(丹羽宇一郎委員長)発足

  5月30日(安倍内閣)

 地方分権改革推進委員会 基本的な考え方(PDF 20KB)公表

  7月25日(安倍内閣)

 全国知事会「第二期地方分権改革への提言(PDF 164KB)」提出

  11月16日(福田内閣)

 地方分権改革推進委員会「中間的なとりまとめ(PDF 273KB)」公表

平成20年

 2月8日(福田内閣)

 全国知事会「国の地方支分部局の見直しの具体的方策」(PDF 118KB)提出

 5月28日(福田内閣)

 地方分権改革推進委員会第1次勧告を決定

  • 重点行政分野の抜本的な見直し
  • 都道府県から市町村への権限移譲
  • 国庫補助取得財産の処分制限の見直し

12月8日(麻生内閣)

 地方分権改革推進委員会第2次勧告を決定

  • 義務付け・枠付けの見直し(4,076条項)
  • 国の出先機関の見直し 

平成21年

10月7日(鳩山内閣)

 地方分権改革推進委員会第3次勧告を決定

  • 義務付け・枠付けの見直しの具体的な措置(892条項)
  • 国と地方の協議の場の法制化

11月9日(鳩山内閣)

 地方分権改革推進委員会第4次勧告を決定

  • 地方財政権の強化

 

【地域主権改革】

11月17日(鳩山内閣)

 「地域主権戦略会議」設置を閣議決定

  • 総理を議長とする推進体制

12月15日(鳩山内閣)

 地方分権改革推進計画を閣議決定

平成22年

 6月22日(菅内閣)

 地域主権戦略大綱を閣議決定

12月28日(菅内閣)

 「アクション・プラン~出先機関の原則廃止に向けて~」を閣議決定

平成23年

4月28日(菅内閣)

 「国と地方の協議の場に関する法律」「第1次一括法(41法律の義務付け・枠付けの見直し)」成立

8月26日(菅内閣)

 「第2次一括法(188法律の義務付け・枠付けの見直しと基礎自治体への権限移譲)」成立

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