第2007-2号 池田家住宅 【嬉野市塩田町大字五町田乙】
概要
遺産にまつわる物語
池田家は、この地域の名士で、元士族であった。所有者の祖父にあたる愿(すなお)氏は、塩田高等小学校長、県立伊万里商業高校長、五町田村長を務め、また地元専立寺や地元窯の支援など教育・政治に尽力された。父の正彦氏も初代塩田中学校長であった。現当主は、父である正彦氏からこの家が130年程経つという話を伝え聞く。
建物の特徴
式台玄関をもつ土蔵造、桟瓦葺きの平入りの主屋と、土間を介してつながる桟瓦葺き総二階建ての座蔵からなる。土蔵造平入りの主屋の式台玄関と表座敷、前庭からなる接客の空間や、土間入口の吊大戸などにみられる伝統的な様式、煙出しの残る釜屋部分、座蔵(大正8年建設)など建築的魅力に溢れている。主屋は元草葺(くど造と考えられる)であり、現況の外観の様相は美しく在郷名士(教育者)の近代和風住宅といった趣を呈している。
保存や活用の取組
所有者により適切に保存されており、見学者の求めに応じ公開されている。 式台玄関と中の間、座敷、前庭から成る上質の接客空間を利用したお茶会や、前庭でのしめ縄づくりなどに場を提供するなど、地域住民にも活用されている。
アクセス
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