第2006-1号 田中酒造合資会社 主屋・三号蔵 【佐賀市蓮池町】

 

概要

 

遺産にまつわる物語

 

 田中酒造が位置する蓮池蒲田津は、有明海を介して盛んな交流が行われ、江戸時代には海産物や魚肥などの問屋や船小屋などが軒を並べた。350余年前に鍋島蓮池藩の城下町に創業し、鍋島蓮池家を芙蓉家と称したことから、「芙蓉」という酒名で親しまれている。これら田中酒造の町屋建築と土蔵は、近くに残された町屋建築や石敷きの船着場とともに一体的な歴史的景観を形成している。

 

建物の特徴

 

 敷地に広がる建築群は、主屋と三号蔵、酒蔵の二号蔵、土蔵の五号蔵、七号蔵、八号蔵などから構成されている。主屋は平入りの二階建て、屋根は入母屋造り桟瓦葺きで、江戸後期の建築である軸組を残しながら、昭和初期に大規模な改造が行われたと考えられている。南側に続く平屋建ての座敷は、元は茅葺き屋根で、江戸中期の建築と考えられている。三号蔵は妻入りの中二階建て、屋根は入母屋造り桟瓦葺きで、明治前期の建築と考えられている。軒裏まで白漆喰で塗り込め、伝統的町屋建築の姿を示している。

 

保存や活用の取組

 

 平成6年に3号蔵を改修し、コンサートなどが行われてきた。佐賀市で開催される小学生を対象としたまちなみウォッチングでは、同市の「都市景観重要建築物」として学習の場に提供されている。また、映画やテレビドラマの舞台としても使用された。

 

写真:田中酒造合資会社 主屋・三号蔵1

 写真:田中酒造合資会社 主屋・三号蔵2  写真:田中酒造合資会社 主屋・三号蔵3

 

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アクセス

 


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