第2005-4号 前田家住宅 【伊万里市立花町】
概要
遺産にまつわる物語
17世紀前半頃、肥前佐留志の豪族であった前田家は大庄屋に命ぜられた。寛政10年(1987)、佐賀藩は財政悪化による行政改革の一つとして大庄屋を撤廃するが、久留米藩・対馬藩に接する三根・養父郡に限って、藩境の事務が各藩の大庄屋によって行われていたのでこれを残した。唐津藩と接する伊万里郷においても同様であったとみられ、前田家はその後も大庄屋をつとめてきた。
建物の特徴
主屋は正面27.246m、側面18.824m、寄棟造の一部二階建茅葺建物で、天明4年(1784)の建立と推定されている。南を正面とした多間取りの平面で、西側に五間幅に奥行7間の土間を取る。民家建築では県内最大規模であり、佐賀県の民家を特徴づける「くど造り」の最も発達した姿を伝えている。
保存や活用の取組
市民ボランテイアの協力を得て、補修や所蔵資料の基礎調査を実施している。「大坪塾」等の団体により、地域の歴史文化研究や、地域の文化・経済の活性化に寄与できる活用が検討されている。 通常は開放されていないが、コンサートやテーブルコーディネート、焼き物の展示会等のイベントに活用されている。
アクセス
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