サブメニュー

 サイト内検索

 メインメニュー

佐賀県庁ホームページ>記者発表資料>記者発表資料 平成22年2月>新たに4件の佐賀県文化財の指定答申がされました

press.gif

平成22年2月4日

教育庁社会教育・文化財課 

文化財指導・世界遺産推進担当

担当者 藤原 友子

内 線 3333   直通0952-25-7232

E-mail: fujiwara-tomoko@pref.saga.lg.jp

新たに4件の佐賀県文化財の指定答申がされました

   平成22年2月4日(木曜日)に開かれた佐賀県文化財保護審議会において、新たに佐賀県重要文化財4件を指定するよう、県教育委員会に答申が行われました。

 

 この答申後、教育委員会(2月10日)で議決され、告示により佐賀県文化財に指定される予定です。

なお、本指定により、佐賀県文化財の指定は300件(県重要文化財211件、県史跡45件、県無形文化財3件、県重要有形民俗文化財8件、県重要無形民俗文化財18件、県天然記念物15件)となります。

 指定候補の概要は別添のとおりです。

 

種 別

名称及び員数

所有者

所在地

指 定 の 理 由

1

佐賀県重要文化財

(工芸品)

(せい)漆塗(しつぬり)萌黄(もえぎ)(いと)(おどし)二枚(にまい)(どう)具足(ぐそく)1領

(附)輪金 1点

(附)鍋島内記茂生書付 1通

(附)鎧櫃 1合

財団法人鍋島報效会

佐賀市松原二丁目5番22号  

 胴裏の金泥銘「鎧記」から寛永14年(1637)島原の乱で佐賀藩初代藩主鍋島勝茂が着用したことが分かり、製作年代は、鍋島勝茂の初陣である慶長元年(1596) の 朝鮮出兵から島原の乱の1637年までと推定される。藩主の着料としては地味なものであるが、機能を最優先したと思われるいかにも実戦的な甲冑となっている。所用者や用例が明確であることから17世紀前半の当世具足の基準作として資料的価値が高く、また佐賀藩歴代藩主着用の具足の中で唯一の現存例として大変貴重である。

胴高 45.0 cm

2

佐賀県重要文化財

(工芸品)

(てつ)()(りょく)(さい)松樹(しょうじゅ)(もん)大皿(おおざら)  1口

個人

 唐津焼が1590~1610年代の興隆期を経て、武雄地域を中心に新たな展開をみせた1620~40年代を代表する作例である。器形は同時期の肥前磁器との類似性が高く、朝鮮半島を起源とする肥前陶器が、肥前磁器の登場に影響されつつ新たな展開を見せたことを示す作例であり、陶磁の歴史を語る上で重要である。また意匠の面でも大胆かつ繊細な表現で松樹を描き、堂々たる風格をもつ。

 陶磁の歴史的発展を物語る製品として強い存在感を持ち合わせ、佐賀県が誇るべき陶磁文化を代表する資料として重要である。

 現在、武雄市重要文化財に指定されている。

口径47.3cm、高さ17.0cm、底径14.2cm

3

佐賀県重要文化財

(歴史資料)

洪家(こうけ)伝来(でんらい)(こう)浩然(こうぜん)関係(かんけい)資料(しりょう)   24点

(附)その他洪家伝来資料    68点

佐賀県

唐津市鎮西町大字名護屋1931番3

佐賀県立名護屋城博物館

 洪浩然は、天正20年(1592)、文禄の役に際し、鍋島直茂の軍に捕らえられ、鍋島直茂・勝茂に仕え、書家あるいは側近として活躍した。

 当資料は、被擄人としての壮絶な「思い」があったことを示す資料とともに、隣国の地にあって書家あるいは側近として活躍を証することのできる資料となっている。洪家から寄贈された一括資料であり、単なる被擄人洪浩然に関する資料ということにとどまらず、文禄・慶長の役関係資料及び佐賀藩の歴史資料としても極めて貴重である。

4

佐賀県重要文化財

(考古資料)

背振山(せふりさん)(めい)銅製(どうせい)(きょう)(づつ)  4口

 

佐賀県

佐賀市城内一丁目15番23号               佐賀県立博物館

 本県内の銅製経筒は県東部に集中している。当資料は、その中心となる脊振山からの出土品と考えられる。金属工芸品として高い価値を有するばかりでなく、銘文から経塚造営の意趣、法華経12部一括という多部数埋納の形態、勧進僧名(増忍)、造営年月日〔康治元年(1142)11月16日〕などが具体的に分かる点が重要であり、なお未解明な点が少なくない脊振山系の密教系山岳仏教の実態を解明する上で、極めて高い資料価値を有するものである。


平成22年2月の記者発表一覧へもどる