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ペットから人に感染する病気を知っていますか

2008年12月22日

 動物から人にうつる病気を人の健康問題という観点から「動物由来感染症」といいます。

 必要以上に恐がることはありませんが、正しい知識を身につけましょう。


トピックス

● 最近、発生した「動物由来感染症」について、お知らせします。

☆ ブルセラ症(PDF 44KB)

名古屋市内の動物取扱業者がブルセラ病と診断され、当該施設の犬からの感染が疑われる事例がありました。

犬の出産の際などには、感染することのないように十分注意してください。

 

日常生活で注意すること

・犬は、狂犬病予防注射と登録をしてください。

・エサの口移しなど、過剰なふれあいは控えましょう。

・ペットにさわったら、必ず手を洗いましょう。

・ペットの身の回りは清潔にしましょう。

・ペットの糞や尿はすみやかに処理しましょう。

・室内で鳥などを飼育するときは換気を心がけましょう。

・砂場や公園で遊んだら、必ず手を洗いましょう。

・野生動物を家庭で飼育することは避けましょう。

 

主な動物由来感染症

● 狂犬病(ウイルス)

・狂犬病に感染した犬等の哺乳類に咬まれることにより感染します。

・平均30日の潜伏期間後に麻痺や錯乱などの神経症状を発症します。

・感染した犬のほとんどが攻撃的になります。

・いったん発病すると治療法がないため、100%死亡する恐ろしい病気です。

・世界の多くの国で毎年発生しており、年間3~4万人が死亡しています。

・日本では、狂犬病の発生防止のために、飼い犬に必ず年1回の予防接種が義務付けられております。

 

● オウム病(クラミジア)

・鳥へエサを口移しで与えたり、排泄物に含まれる菌を吸込むことにより感染します。

・感染するとインフルエンザ様の症状が現れます。

・鳥を飼っている人が重いかぜの症状を感じたら、病院で受診する際、鳥を飼っていることを医師に伝えてください。

 

● Q熱(細菌)

・感染したペットなどの尿や糞、毛皮類などに含まれる病原体を吸い込んで感染することが最も多く、ダニが病原体を媒介することもあります。

・感染するとインフルエンザ様の症状が現れます。

・予防法としては、ペットの身の回りを清潔に保ち、野山では長袖を着用するなど肌の露出をさけることが重要です。

 

● パスツレラ症(細菌)

・犬やねこなどの口の中にふつうに見られる細菌で、咬まれたり、ひっかかれた傷口から感染します。通常は、赤く腫れるだけの軽症ですが、傷が深いと骨髄炎を起こすこともあります。

・ペットから外傷を受けた時は傷口を消毒しましょう。

 

● 猫ひっかき病(細菌)

・ねこに咬まれたり、ひっかかれたりすることにより菌が体内に入って感染します。

・傷を中心に赤く腫れ、傷のできた側のわきの下などのリンパ節の痛み・腫れ・発熱などの症状が出ます。症状は、2~5カ月で自然に治りますが、まれに、頭痛や意識障害を伴う脳症や結膜炎を合併することもあります。

・予防法としては、ネコの爪を切り、ペットの衛生状態を保つようにします。

・ペットから外傷を受けた時は傷口を消毒しましょう。

 

● サルモネラ症(細菌)

・カメなどハ虫類は、サルモネラ菌を持っている可能性があり、その菌が感染し、小児に重症なサルモネラ症がおこる場合があります。

・サルモネラ菌は、食中毒の原因菌として知られていますが、ハ虫類との接触により感染することもあります。

・カメなどのハ虫類に触れた後は、必ず石鹸で手を洗いましょう。

 

● エキノコックス症(寄生虫)

・北海道のキツネが主な感染源ですが、キツネやイヌの糞に混じったエキノコックスという寄生虫の卵が水、食物などを介してヒトに経口的に感染します。

・卵が人の口に入ると、腸で卵から幼虫となり、主に肝臓に寄生し、エキノコックス症という病気を引き起こし、致死的な肝機能障害をもたらします。

・感染してから自覚症状が出るまでに数年から10数年かかり、気が付かないうちに悪化してしまうことが多い病気です。

・野山の果実や山菜などを口にする場合は、良く洗うか十分熱を加えてから食べましょう。

・犬も感染した野ネズミを食べ感染するため、放し飼いをしないことが重要です。

 

● トキソプラズマ症(寄生虫)

・ねこなどの糞からトキソプラズマ原虫の感染によっておこる病気です。

・妊婦がトキソプラズマに感染していた場合、胎児が失明するなどの影響が出ますので注意が必要です。

・免疫機能が低下している人も脳炎や肺炎などの重い症状が出ますので注意が必要です。

・予防法としては、飼育舎を清潔にし、糞便を適切に処理してください。また、猫を野外では飼わないことも重要です。

・免疫が弱っている人及び妊娠前あるいは妊娠中の人は予防や抗体検査を受けるようにしてください。

 

● 回虫症などの内部寄生虫

・犬やねこの糞便中に排出された虫卵が人の口から体内に入った場合、体内のどこかで留まり、肝臓や肺あるいは脳などの止まってしまった場所に応じて、いろいろな障害を起こすことがあります。

・動物病院でペットの健康診断を定期的に受けるようにしましょう。

リンク

 厚生労働省 動物由来感染症について

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