ICT利活用教育導入の背景
社会のグローバル化や情報化が進む中で、学校教育では、国際社会で生き抜く力の育成をはじめ、学力向上や不登校、いじめ対策、特別支援教育の充実、情報活用能力の向上など、様々な課題があります。
県教育委員会では、こうした諸課題の解決には、国で行われた実証研究の成果や、ICT先進国と言われる韓国、シンガポールなど諸外国の事例などから、ICT利活用教育の推進が有効であると考え、平成23年度から、全県規模で「先進的ICT利活用教育推進事業」に取り組んでいます。
これまでに全ての県立学校で電子黒板と無線LANの整備を終え、平成26年度から全ての県立高校で学習者用パソコンを導入することにしています。
期待する効果
電子黒板や学習者用パソコン等のICT機器を利活用した教育を推進することで、一人ひとりの個性や能力に応じたわかりやすい授業が実施できることや、これからの国際社会で必須となる情報活用能力の向上などの効果が期待されます。
また、大規模災害や新型インフルエンザの発生時や不登校など通常の学校や教室での学習が困難な場合の学習の保障にも利活用することが期待できるほか、特別支援教育など児童生徒の機能障害を補うことにも大きく役立つと考えています。