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平成26年度高校教育改革プロジェクト会議の検討結果についてお知らせします。

最終更新日:

平成26年度高校教育改革プロジェクト会議の検討結果についてお知らせします

2015年4月30日

平成26年度の取組

1 高校教育改革プロジェクト会議での検討

 (1) 検討事項

 平成26年度の高校教育改革プロジェクト会議(以下「プロジェクト会議」という)は、以下の5つについて検討した。 

○ 高等学校入学者選抜制度の検証

○ 併設型中高一貫教育の検証

○ 専門高校の学科のあり方の検討

○ 県立高等学校における少人数学級編制の実践研究

○ 国際化教育の検討

 (2) 会議実施日

○ 第1回会議 5月27日(火曜日)

○ 第2回会議  7月15日(火曜日)

○ 第3回会議  8月 4日(月曜日)

○ 第4回会議 12月22日(月曜日)

○ 第5回会議  3月19日(木曜日)

 

2 作業部会での検討 

  プロジェクト会議での議論を深めるために、次の作業部会を設置し検討した。 

○ 専門高校の学科のあり方検討ワーキンググループ

○ 中高一貫教育検証・改善部会

○ 国際化教育検討部会

 

3 主な検討内容 

 (1) 新しい高等学校入学者選抜制度の検証 

○ 制度変更後、3度目の実施となる平成26年度入学者選抜に関して、中学校、高等学校を対象としたアンケートや聞き取りによる状況調査を行い、制度導入に伴う成果と課題について分析、検討を行った。

○ より良き制度となるよう今後も点検を続けるとともに、制度の趣旨に関わることについては継続して検証・検討していくこととした。

○ 制度運用面の問題点については、より円滑な実施へ向けて見直しを行った。 

 (2)専門高校の学科のあり方について

  【作業部会「専門高校の学科のあり方検討ワーキンググループ」での検討】

○ 学校教育課、県立高校再編整備推進室、教育政策課の各担当が委員となり、卒業生の進路状況等の現状を分析し、専門学科に係る課題及び期待される役割等、生徒減少期に対応した今後の方向性についての検討を行った。

 【プロジェクト会議での検討】

○ 専門高校の学科のあり方検討ワーキンググループにおける検討を踏まえ、生徒減少期に対応した全県的な学科の配置に関して、各学科の中心的な役割を担う高校や、専攻科などのより高度な職業教育の展開など専門高校の学科のあり方に係る検討結果をまとめた。

 (3) 併設型中高一貫教育の検証について

  【作業部会「中高一貫教育検証・改善部会」での検討】

○ 県立中高一貫教育校4校の教職員が委員となり、各学校の課題について情報交換を行うとともに、高校教育改革プロジェクト会議における検証の過程で明らかになった課題の改善策について協議・検討を行った。

  【プロジェクト会議での検討】

○ 中高一貫教育検証・改善部会での検討結果の報告を受け意見交換を行った。

○ これまでの検討を踏まえ「中高一貫教育の導入時のねらいに基づく検証」、「中高一貫教育校における卒業生の進路状況の検証」、「中高一貫教育校における入学者募集や受検動向の検証」を検証の視点として、本県における中高一貫教育の成果と課題について、検証結果を取りまとめた。 

 (4) 少人数学級編制(県立高等学校)の実践研究について

○ 平成23年度から平成25年度の3年間行ってきた県立高校における少人数学級編制(実践研究)の検証結果を取りまとめた。

○ 6月定例教育委員会に検証結果の報告を行った。

 (5) 国際化教育に関する検討について

  【作業部会「国際化教育検討部会」での検討】

○ 国際化教育のあり方について調査・検討を行った。

 【プロジェクト会議での検討】

○ 国際化教育検討部会での検討結果の報告を受け意見交換を行った。 

高校教育改革プロジェクト会議の概要

 第1回 平成26年5月27日(火曜日)実施

1 会議概要

 (1) 平成26年度のプロジェクト会議の取組方針について

○ 平成25年度の取組概要について(報告)

○ 平成26年度の取組について

・ 高等学校入学者選抜制度の検証

・ 専門高校の学科のあり方について 

・ 中高一貫教育の検証

・ 少人数学級編制(県立高等学校)の実践研究の検証

・ 国際化教育に関する検討 

 (2) 高等学校入学者選抜制度の検証

○ 平成26年度高等学校入学者選抜の検証について

○ 新しい入試制度に係る調査結果のまとめ(案)について

○ 今後の検証について 

 (3) 県立高等学校における少人数学級編制(実践研究)

○ 少人数学級編制(実践研究)の実施状況について

○ 少人数学級編制(実践研究)の検証報告(案)について 

 (4) 専門高校の学科のあり方の検討

○ 前回(平成23・24年度)の検討結果について

○ 専門高校の学科のあり方検討ワーキンググループの設置について

○ 検討のスケジュールについて 

2 主な意見等

○ 選抜過程の不透明感・不公平感の払しょくや、特色選抜試験の機会が確保できたことなど成果が出ている項目があるが、学力の向上の視点をどう生かしていくかなど今後も検討すべき課題もあり、学校と連携しながら検討すべきである。

○ 中学校では複数の受検機会は一定の評価が得られている。

○ 県立高校における少人数学級編制(実践研究の)検証報告書を実施校以外にも配布することで少人数学級編制の普及を図りたい。

 第2回 平成26年7月15日(火曜日)実施

1 会議概要

 (1) 専門高校の学科のあり方について

○ 現状分析

・ 専門高校の学科の配置状況や入学者選抜の志願状況、卒業後の進路状況などの現状分析を行った。 

○ 専門学科に係る課題及び期待される役割等

・ 産業構造の変化やグローバル化や情報化の進展、少子高齢化による生産年齢人口の減少や過疎化の進行などが社会的背景として考えられる。

・ 進路の多様化や職業人として必要な専門的知識・技能の高度化、学科と職業の関連性の低下、高校の再編整備による学科の減少などの課題がある。

・ 専門学科に期待される役割として、将来の専門的職業人の育成や地域の産業や社会を担う人材の育成などが挙げられる。

・ 人材育成に関することとして、専門分野に関する基礎的・基本的な知識・技術や実践力(規範意識、コミュニケーション能力等)、より高度な職業教育を受けるための基盤(学力)などが挙げられる。

○ 今後の方向性

・ 生徒減少期に対応した全県的な学科の配置について

・ より高度な職業教育の展開について

・ 今後のキャリア教育について  

 (2) 中高一貫教育の検証について

○ これまでの検討の経緯

・ 中高一貫教育の導入に係る検討及びこれまでの中高一貫教育に係る検証報告書の概要について、取りまとめた。 

○ 検証の目的

・ 平成24年度末に、4校すべての中高一貫教育校において6年間の中高一貫教育を受けた生徒が卒業したことを踏まえ、中高一貫教育導入の成果と課題についての検証を行う。

・ このことにより、佐賀県の中高一貫教育において、より一層の充実が図られることを目的とする。 

○ 検証の視点

・ 中高一貫教育の導入時のねらいの達成状況

・ 入学者選抜の実施状況などの中高一貫教育における課題

○ 評価項目・検証データ

・ 評価項目として、「中高6年間を見通した教育が実践されているか」や「生徒一人ひとりの個性や能力の伸長が図られているか」、「市町立中学校にどのような影響を与えたか」など8つの項目について、検証を行っていく。

○ 事務局による調査

・ 各中高一貫校の取組状況の整理・分析や中高一貫教育校への生徒アンケート調査、市町教育委員会への聴き取り調査などを行う。

○ 作業部会「中高一貫教育検証・改善部会」での検討

・ 県立中高一貫教育校4校の教職員が委員となり、各学校の課題について情報交換を行うとともに、プロジェクト会議における検証の過程で明らかになった課題の改善策について協議・検討を行う。

・ 検討内容は「併設する中学校からの入学者の6年間を見通した教育の充実による学ぶ意欲の向上」「市町立中学校等からの入学者にとって魅力ある学校づくり」など。 

2 主な意見等

○ 専門高校の専攻科は企業からのニーズ面は出ているようだが、経済負担をしてでも行かせたいといった保護者からのニーズがあるものでないといけない。また、大学に編入できるような専攻科であればうまくいくのではないか。

○ 専門高校では、地元に残って地元の産業を支える人間も育てていかないといけない。

○ 中高一貫の場合は入学して卒業するまで6年間かかる。検証をして改善すると結論が出るのにそれだけ時間がかかる。今後もデータを取り続け検証を続けていくことが必要である。

 第3回 平成26年8月4日(月曜日)実施

1 会議概要

 (1) 専門高校の学科のあり方について

○ 学科のあり方ワーキンググループ会議のまとめ

・ 中心的な役割を担う学校やより高度な職業教育の展開、生徒減少期に対応した専門学科の全県的な配置等について、農業科、工業科、商業科、家庭学科の各専門学科別に検討結果を報告した。 

・ 今後の方向性に係ること 

○ 検証結果

・ 第2回プロジェクト会議で提案した検討資料について、学科全体のあり方に係る検討や、農業科、工業科、商業科、家庭科の個別の学科ごとのあり方に検討を行った。

・ 専門学科に係る課題の把握及び期待される役割、今後の方向性について、専門部会や産業界からの意見も参考にしながら協議を行った。 

2 主な意見等

○ 普通科から進学する生徒と、専門高校からものづくりの技術を学んで進学する生徒が大学で競い合うようなことを考える時に来ているのではないかと思う。

○ 高校再編については、全県下でのバランス、それから拠点校をしっかり位置づけることが基本である。

○ コンソーシアムの設置により、産業界と専門高校がいろんな情報共有や人材育成の情報交換をすることが大切だ。

○ 産業界は変化が激しいので、専門高校では基礎と専門教育の深化の2つは避けて通れない。 

 第4回 平成26年12月22日(月曜日)実施

1 会議概要

 (1) 中高一貫教育の検証 … 報告書(素案)の検討

○ これまでの検証について

・ 平成21年度の検証 

・ 平成23年度の検証 

○ 今回の検証について

・ 本県における中高一貫教育導入の成果と課題についての検証を行うことにより、より一層の中高一貫教育の充実が図られることを目的とする。 

・ 今回の検証は、平成25年3月にすべての中高一貫教育校において6年間の中高一貫教育を受けた生徒が卒業したこと、平成26年3月に県立中学校において抽選を廃止した入学者選抜制度により入学した生徒が高校を初めて卒業したことを踏まえた検証である。

・「中高一貫教育の導入時のねらいに基づく検証」、「中高一貫教育校における卒業生の進路状況の検証」、「中高一貫教育校における入学者募集や受検動向の検証」を検証の視点とする。

○ 検証結果

(1) 中高一貫教育の導入時のねらいに基づく検証 

・ 各中高一貫教育校では、国際社会、国や地域社会に貢献する人材の育成を教育目標とし、6年間を見通した指導を実施している。

・ 中学生、高校生のどちらも授業はもとより学校行事や部活動にも高い満足度を示しており、学校生活の様々な面で充実している様子が窺える。

・ 入学の際に、市町立中学校などからの入学者の中には、6年間を見通した教育を受けている併設する中学校からの入学者と同じようにやっていけるか等、学習面や生活面で不安を持つ生徒が少なからずいる。

・ 佐賀県内のいずれの地域においても県立中学校進学が新たな選択肢として定着したものと考える。 

・ 市町立中学校の中には、学力の高い生徒やリーダー性のある生徒が県立中学校に進学することで、学力向上や学校行事、生徒指導など様々な面で影響があると考えている学校がある。

(2) 中高一貫教育校における卒業生の進路状況の検証 

・ 進路意識が中学生のころから高い生徒が多く、難関大にチャレンジする意欲のある生徒が増加しており、各校とも難関大学の合格者数は併設する中学校からの入学者の割合が大きくなっている。

(3) 中高一貫教育校における入学者募集や受検動向の検証

・ 県立中学校へ進学の際、重視した項目では「高校入試がない」の他、「レベルの高い授業を受けることができる」や「自分の進路目標が達成できそうである」の割合が高く、学力面や進路面でのニーズが高い。

 

2 主な意見等

○ 併設型中学校から併設型高校に進学する生徒は、高校入試を経て入ってきた生徒に比べ高校生になったという自覚が希薄である。学校では高校1年生での指導に力を入れている。

○ 併設型中学校から入学した生徒と市町立中学校などから入学した生徒で、データの違いについて、検証を行ってみる必要もあると思う。

○ 地域行事を通して子供たちが成長するので、県立中学校であってもしっかり子供たちに地域でどのような行事があっているかを紹介して参加させるべきだと考えている。

○ 適性検査と学校独自検査の違いが見えにくくなっている。受検生や学校の負担を考えると学校独自検査の実施の是非についての検討が必要だと思う。

 第5回 平成27年3月19日(木曜日)実施

1 会議概要

 (1) 国際化教育について 

○ スーパーグローバルハイスクールについて

・ 平成27年度申請に向けて、県教育委員会と学校が連携、協力して準備を行った。審査結果は不通過であった。

・ 今後は文部科学省から次年度公募等の情報収集を行うとともに、次回申請に向けた対応等について、関係機関・部署と協議を行う。

○ 国際バカロレアについて

・ 日本語DP(ディプロマ)の導入に関する情報を収集するとともに、国際バカロレア導入の必要性や課題等の検証を行った。 

・ 今後、国際バカロレアに係る勉強会及び国際化教育検討部会の設置し、国際バカロレア導入の必要性や課題等を検証したうえで、国際バカロレア導入校についての検討を行う。

 (2) 中高一貫教育の検証について 

○ 報告書(案)の検討

・ 第4回プロジェクト会議で提案した素案をもとに編集した報告書について、検討を行った。

○ 今後の取組

・ 4月定例教育委員会で検証報告書を報告する。 

・ これまでに行った入学者選抜等の制度変更の影響や、全国の公立中高一貫教育校の動向を踏まえ、今後も中高一貫教育の検証を行っていく。

 (3) 平成26年度の取組の概要及び平成27年度の取組について

○ 高等学校入学者選抜制度の検証について 

○ 専門高校の学科のあり方について

○ 併設型中高一貫教育の検証について

○ 県立高等学校における少人数学級編制(実践研究)について

○ 国際化教育の充実について  

2 主な意見等

○ 県立高校の活性化の中で、どのような形でグローバル社会に対応した学校の特色づくりをしていくかが今後の課題になる。

○ 中高一貫教育の検証において、検討の必要があるとしていた県立中学校の通学区域の拡大や学校独自検査のあり方については、庁内に検討委員会を設置し検討したい。そして、なるべく早く結論を出し、小学6年生の受験準備に影響が出ないようしていきたい。

○ 中高一貫教育が始まり、「県内全体での市町立学校と県立中学校の切磋琢磨」については、小学校の子どもたちに校区内の中学校に進学してもらおうと、市町立中学校もかなり努力をしている。

添付ファイル

平成26年度高校教育改革プロジェクト会議設置要綱・委員名簿 新しいウィンドウで(147KB; PDFファイル)(147KB; PDFファイル)

併設型中高一貫教育の検証について(報告) 新しいウィンドウで(650KB; PDFファイル)

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