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中村與右衛門屋敷

最終更新日:

第2018-4号 中村與右衛門屋敷【鹿島市】 

概要

 

遺産にまつわる物語

 中村與右衛門屋敷は、第4代七浦村長として40年に渡って村政の発展に尽くした中村家10代目與右衛門(当主寛治氏)が、明治43年に江戸時代の屋敷をその形状のまま建替えており、正門や主屋、茅葺の茶室など、一部が当時のままの姿で残されている。大広間からは、松や桜をはじめ、多様な樹種で形成される庭園から経ヶ岳を借景として望むことができる。10代目中村與右衛門は、35才(明治39年)の若さで七浦村の4代目村長に就任し、農業の改善、養蚕業、葉たばこの生産、みかん栽培等による産業基盤を築いた他、漁業組合、森林組合などを設立したり、鉄道の駅を誘致するなど、昭和20年までの40年間、七浦のために尽くした業績は数え切れないものがある。

 

 

建物の特徴

  

 認定建造物は、主屋、土蔵、茶室、石橋、堀、正門である。主屋は、座敷が高く、特に18畳と12畳境の巨大な透かし彫り中央格子入りの欄間が見事である。土蔵は、妻面トタン張り(元々は漆喰)、外壁白漆喰塗り仕上げであり、屋根の軒裏や破風を大壁として白漆喰で塗り込んである。茶室は、4畳半の広さであり、茅葺の建物である。石橋は、明治43年以前から架設されており、厚さ14cm、幅2.5Mの石板13枚で橋面をなし、橋軸方向に9cmの膨らみをもった反橋である。堀も石橋と同様明治43年以前から概成しており、屋敷は切石亀甲積み石垣の掘割でカギ型に囲まれている。

  

 

保存や活用の取組

 

 中村與右衛門の人柄と功績を偲んで中村與右衛門屋敷保存会が保存会が発足し、御当主と共に瓦の葺き替え、根太の補強、塗装工事、破損した漆喰壁の応急処置などをおこなっている。また、古くからある松の木などは定期的に庭師を入れて管理されている。活用の面では、村長さん祭り(主に10代目中村與右衛門(寛治)の功績を称え、偲ぶ)の開催を五年に一度、七浦の区長会が中心となって行っている。また、保存会が主体となり 演奏会や講演会・民謡披露を企画し、大広間に100名以上集客したり、多くの人に中村與右衛門の功績を継承するとともに、屋敷の価値を体験してもらうよい機会となっている。

 

      中村(1)  中村(2)   中村(3)

      中村(4)  中村(5)



    
                 


アクセス

   中村與右衛門屋敷(なかむらようえもんやしき)

  (住所)〒849-1323

      鹿島市大字音成甲817

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(ID:68809)
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