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県内の野生鳥獣による農作物被害の状況と対策

最終更新日:

1.野生鳥獣対策の推進

【現状・対応】

  • イノシシなどの野生鳥獣による佐賀県の農作物被害額は、年間約201百万円(R4年度)となっており、依然として中山間地域を中心に農業生産に大きな影響を及ぼしています。イノシシによる被害は、被害全体の約7割を占めており、また、カモや中型哺乳類などによる被害も発生しています。
  • 被害対策については、野生鳥獣の種類や特性に応じ、地域一体となり、「棲み分け対策」「侵入防止対策」「捕獲対策」を適切に組み合わせて実施していくこととしています。

【成果指標】

  • 佐賀県では野生鳥獣による農作物被害額について、2028年度(R10年度)までに80百万円まで減らすことを目指します。



 

2.野生鳥獣による農作物被害の概要

  • R4年度の被害金額は約201百万円で、ここ20年間でピークであったH14年度の1/3以下まで減少しており、前年度(R3年度)よりも約7百万円減少しました。
  • 被害のうち、全体の約7割がイノシシで、次いでカモ、中型哺乳類(アナグマ、タヌキ、アライグマ)、カラスが多くなっています。
  • 棲み分け対策(農地等に寄せ付けない)、侵入防止対策(農地等に入らせない)、捕獲対策を総合的に組み合わせながら、地域一体となって対策を実施されております。

    



 

3.主要な野生鳥獣による農作物被害金額と捕獲数の概要

 (1)イノシシ

  • R4年度の被害金額は約129百万円で、ここ20年間でピークであったH14年度の約1/3以下まで減少していますが、前年度(R3年度)よりも約8百万円減少しました。農作物別の被害額としては、水稲が約76百万円で最も多く、次いで果樹が多くなっています。
  • R4年度の捕獲頭数は全体では29,842頭で前年度から約4,300頭ほど増加しました。このうち狩猟が1,679頭、有害鳥獣捕獲が28,163頭でした。

   

 (2)カモ

  • R4年度の被害金額は約31百万円となっており、前年度(R3年度)よりも約7百万円減少しました。農作物別の被害額としては、麦類が約22百万円で最も多く、次いで野菜(レンコン)が多くなっています。
  • R4年度の捕獲羽数は全体で4,028羽で前年度(R3年度)より約1,000羽減少しました。このうち狩猟が3,029羽、有害鳥獣捕獲が999羽でした。

    


 

 (3)中型哺乳類(アナグマ、タヌキ、アライグマ)

  • R4年度の被害金額は約17百万円で、前年度(R3年度)よりも約4百万円増加しました。農作物別の被害額としては、野菜が約8百万円、果樹が約8百万円となっています。
  • R4年度の捕獲頭数は全体で4,906頭で、前年度(R3年度)より約600頭増加しました。このうち、狩猟が162頭、有害鳥獣捕獲が4,744頭で、獣種別では、アナグマが1,329頭、タヌキが300頭、アライグマが3,277頭となりました。

    

 

 (4)サル

  • R4年度の被害金額は約7.7百万円で、前年度(R3年度)よりも約3.7百万円減少しました。サルの群れが生息している唐津地域においては、群れが侵入したハウスや農地は壊滅的な被害を受けることもあるため、深刻な問題です。農作物別の被害額としては、果樹が約7百万円と被害額の大半を占めています。
  • R4年度の捕獲数は有害鳥獣捕獲が60頭となりました。


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