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山口知事と伊藤内閣府副大臣(原子力防災)との面談内容をお知らせします

最終更新日:

 平成28年12月17日(土曜日)に、山口知事と伊藤内閣府副大臣(原子力防災)との面談が以下の内容で行われました。

 なお、面談の様子(動画)は以下のURLからご覧になれます。

 https://youtu.be/9FS9rAHckFQ別ウィンドウで開きます (外部リンク:YouTube)

 また、面談後の山口知事の囲み取材の内容については、以下のページでご覧になれます。

 http://www.saga-chiji.jp/comment/20161217/  別ウィンドウで開きます(外部リンク:佐賀県知事公式ホームページ「こちら知事室です」)

 

 

面談内容(テキスト)

【伊藤副大臣】

 佐賀県の皆様方におかれましては、日頃より私ども原子力防災体制の充実・強化に大変多大なる尽力とご協力を賜ってまいりましたことに、まず深く感謝を申し上げたいと存じます。

 

 本来でございますと、山本大臣がここへお伺いをさせていただくべきところでございますが、今般大臣がどうしても来られないということから、しっかり対応してきてほしいとの大臣の命を受けて、私自身参ったところでございます。

 

 また、私自身、万が一原子力災害が発生した場合には、現地対策本部長として指揮を執らせていただくことから、今回の視察を通じまして、現地における原子力防災の取組の状況について、しっかりと把握をさせていただきたい、こう考えてまいった次第でございます。

 

 玄海地域の緊急事態につきましては、先月22日に開催をさせていただきました「玄海地域原子力防災協議会」におきまして、国の関係省庁を加え、佐賀県、長崎県、福岡県にも御出席を賜りまして、そして、離島対策をはじめ、しっかりとしたものを取りまとめることができました。

 

 さらに、今月9日の第8回原子力防災会議におきまして、「玄海地域の緊急時対応」を報告し、了承をされたところでございます。

 

 総理からは、緊急時には国が責任をもって対応を行うこと、及び、関係自治体や事業者と緊密に連携をさせていただきまして、実動部隊を含めた実際の訓練を通じまして、緊急時対応を継続的に検証、改善をしていく旨の発言があったところでございます。

 

 今回の視察では、現地対策本部となるオフサイトセンター、そして放射線防護対策施設である玄海園様、あるいは離島である唐津市高島などを訪問させていただいたところでございます。

 

 地元の皆様がしっかりと防災対策に取り組んでおられることを実感させていただいてまいりました。

 

 国といたしましては、原子力防災会議での総理からの発言にあるように、佐賀県をはじめ、関係自治体等と一層緊密に連携をさせていただきまして、訓練を踏まえた避難計画の改善、あるいは財政的な支援を通じまして、玄海地域の原子力防災対策の更なる充実・強化に取り組んでまいたいと考えているところでございます。

 

 山口知事におかれましても、長崎県、福岡県を含め、関係自治体間での緊密な連携の下に、引き続きまして、御協力をよろしくお願いを申し上げたいと思います。

 

【山口知事】

 伊藤副大臣におかれましては、御多忙の中、御来県いただきまして、ありがとうございました。

 

 今、伊藤副大臣からお話がありましたけれども、実は、私も副大臣が来ていただくというのはとっても大事だと思っています。

 

 それは何故かというと、なかなか避難計画について、その通りにいくということは、なかなかありえないことなので、実際になりますと、オペレーションをどうするのかということが極めて重要で、その時に、オフサイトセンターがどう機能するのか、国がどこまで役割を果たしていただけるのかということが大切で、その時に、そのトップでありますのは、伊藤副大臣でありますから、今回のように御来県いただいて、土地勘を持っていただくということは、やっぱり我々地域のものにとっては、とてもありがたいことだと思っていますので、心から歓迎申し上げたいと思います。

 

 色々、島民の皆さんに声を掛けていただいたという話も聞きましたけど、非常に素晴らしいことだと思います。

 

 本県の原子力防災に関する施設を視察いただいたということでございまして、今申し上げたように、我々原発を地域内に抱えておりますので、県民の安全のため、緊急時の避難の問題は極めて重要だというふうに思っております。

 

 そのために、関係市町や医療機関、福祉施設等と協力し基本となる計画を策定してきたところであります。

 

 このたび、その内容について国においても確認がなされまして、安倍総理からも「国民の生命、身体や財産を守ることは政府の重大な責務」との発言をいただいたことは大きな意味があることだと受け止めております。

 

 しかしながら、先ほど申し上げたとおり、実際の災害は避難計画で想定したとおり起こるものではありませんので、実際の状況に応じて、どう適切に対処するかといった対応力をしっかりと鍛えておくということが極めて重要だと思っています。

 

 総理からも、現在の内容について、「出発点として」という言葉があったと思いますけれども、今後も、訓練による検証を行うなど、常に内容を見直して実効性を高めていきまして、不断の改善を行っていきたいなというふうに思っています。

 

 本日は山本大臣にはお越しいただけなかったわけでありますけども、避難の問題は極めて重要な案件でもありますので、またぜひ機会を見つけて、大臣の方にも佐賀に来ていただけるようにお伝えいただけるとありがたいと思っています。

 

 そういうことで、伊藤副大臣に来ていただいたことは大変我々意義のあることだというふうに重く受け止めておりますので、これからもよろしくお願いしたいと思います。

 

 本日はありがとうございました。

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