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フッ化物を正しく理解しましょう

 県では、実施方法が簡単で、むし歯予防に効果の高い、フッ化物洗口の取組を保育所・幼稚園、学校で推進しています。

 フッ化物について、一般的なQ&Aや県内でのフッ化物洗口の実施状況を御紹介します。 

 

 フッ化物に関するQ&A 

 

問1 フッ化物って、どんなものですか?

 

 【 答 】 
 フッ化物は、地中、海水、河川水など自然の環境に広く分布しており、たくさんの量が地球に存在しているものです。食品にも含まれていて、私たちは日頃普通に食べたり飲んだりしています。例えば、イワシや海藻などの魚介類には1~20ppm、お茶、紅茶の葉には100~500ppm含まれており、実際にお茶としてお湯を入れて飲む場合には、0.2~1.0ppmくらいの濃度になっているものです。
※ ppm(ピーピーエム):百万分の1を表す単位
  フッ化物1ppmとは、1キログラムあるいは1リットルあたり1ミリグラムのフッ化物を含むこと 


 

問2 フッ化物は劇薬だと聞きましたが、使用しても問題はありませんか?

 

 【 答 】 
 医薬品(ミラノール、オラブリス)は、毎日又は週2回洗口する時に使用するもので、薬事法上劇薬に指定されていますが、医師の処方に従い水に溶かせば濃度が1%以下となり普通薬となりますので、取り扱い上問題はありません。

 また、学校等で週1回洗口する時に使用されているフッ化ナトリウム試薬は、元々医薬品ではなく普通物です。なお、歯科医の処方に従い水に溶かせば濃度が1%以下となりますので、普通薬と同じく問題となるものではありません。


 

問3 フッ化物洗口液を誤って飲み込んでしまいましたが、大丈夫ですか?

 

【 答 】
 フッ化物洗口液は、たとえ1回分の全量を飲み込んでしまっても害のない量に処方されています。

 仮に、週1回法の洗口液10ml全量を誤って飲み込んだ場合、9mgのフッ化物を体内に摂取したことになりますが、不快な症状(嘔吐、口渇など主に胃の刺激症状)が発現する量は、4歳児の平均体重16kgの子どもで32mgとなりますので、全く問題はありません。

 なお、フッ化物洗口は、水を用いたうがいの練習をしてから開始するようにしています。


 

問4 フッ化物洗口とは、どんなものですか? 


【 答 】
 フッ化物洗口は、比較的低濃度のフッ化物洗口液(7ml~10ml)を口に含み、約1分間ブクブクうがいをすることでむし歯を予防する方法です。濃度によって、週に1回実施する方法と5回実施する方法があります。

 方法が簡便で、安全性、確実な予防効果、経済性などに優れ、保育所・幼稚園、学校などでみんなで行うのに適しています。



問5 歯みがきや甘味制限などの基本となる努力をしないで、薬であるフッ素に安易に頼るのは正しい むし歯予防といえないのではないですか?


【 答 】
 むし歯予防のためには、
  (1)甘味制限により甘いものを控える
  (2)歯みがきにより歯垢(プラーク)を取り除く
  (3)フッ素利用により歯を強くする
ことが必要となります。 
 歯みがき・甘味制限・フッ素の利用は、むし歯に対する予防作用が異なり、いずれも大切ですので、ひとつに頼ることなく組み合わせて実施していくことがむし歯予防に繋がります。
 口の中から細菌や糖分を全くなくすことは誰にもできませんが、日頃から歯みがきや甘味制限によって、できるだけ良い環境を維持する努力は必要なことです。



問6 むし歯の原因は、どんなものですか?


【 答 】
 むし歯は、1つの原因でできるものではなく、次の要素が揃うと発生します。
 (1)飲食物に含まれている糖分が細菌の栄養源となること
 (2)口腔内の細菌のかたまりである歯垢がつくられ、歯に付着すること
 (3)歯の抵抗力が低下すること
逆に言えば、それぞれに対策を行うことが、むし歯予防に繋がるといえます


 

問7 フッ化物洗口を始めると安心して、歯みがき習慣などがおろそかになりませんか?

 

【 答 】
 フッ化物洗口は永久歯のむし歯予防が目的ですので、その目的を理解させ、自分の努力で自分の歯を守るという意識づけを行うことも必要なことです。意識づけができれば、むし歯のリスク要因となる生活行動は、改善されることが報告されています。



問8 むし歯予防のために歯みがきの習慣は必要ないのですか?

 

【 答 】
 フッ化物は「むし歯になりにくくする」ものであり、このことだけでむし歯にならないわけではなく、毎日数回の歯みがきの習慣は必要不可欠なものです。
 歯みがきは、歯ブラシの毛先が当たりにくい部分もあり、むし歯予防の方法としては効果が低い面もありますが、口の中を清潔にすることで、歯や歯ぐきにとって、口の中を良い環境にしますので、歯周病、すなわち歯肉炎や歯周炎予防法としては、極めて重要であり、家庭や学校での励行を指導する必要があります。



問9 フッ化物洗口は、家庭の責任において実施すればよいのではないのでしょうか?

 

【 答 】
 フッ化物洗口を家庭で実施する場合は、毎日法(週5回)をお勧めします。毎日欠かさず行うことによって、高い予防効果が期待できますが、毎日の習慣づけを行うことが大きな課題となっています。
 なお、家庭においてむし歯予防を行うことは大切で、歯みがき習慣づけや甘い物の制限などは、親の責任のもとに実施されるべきものです。



問10 学校など集団の場で実施する必要があるのですか? 

【 答 】
 公衆衛生として、すべての子ども達が通う幼稚園・保育所、学校でのむし歯予防活動を実践することが、効果的であると考えられています。
 むし歯は他の病気と違い、国民のほぼ全員にみられ、しかも一度むし歯になると自然に治らないこと、更にむし歯になるのは子どもの頃がほとんどあるという特徴がありますので、この時期に実施することは重要と考えています。
 また、フッ化物洗口は、歯科医師法に謳われている医療行為ではありませんが、学校保健法第2条に規定する学校保健安全計画に位置づけられ、保健管理の一環として実施されているものと考えています。


 

問11 病気によっては、フッ化物洗口を行ってはいけないものがありますか?

 

【 答 】

 フッ化物は、自然界に広く存在しており、私たちは飲食物として日常的に摂取しています。

 また、フッ化物洗口液に含まれるフッ化物の量が特に健康に影響を与えることはありません。

 病気によって、フッ化物洗口を行ってはいけないということもありません。


 

問12 フッ化物塗布とフッ化物洗口の違いは何ですか?

 

【 答 】

 フッ化物塗布は、歯の表面にフッ化物を含む薬剤を塗る方法で、むし歯予防法の一つです。歯科医院や市町保健センター等で1年に4回程度塗布を受けると効果的です。

 フッ化物洗口は、保育所・幼稚園、小・中学校で集団で行うことを基本とした公衆衛生的なむし歯予防法です。4歳から14歳頃まで継続して行うことが効果的です。

 なお、保育所・幼稚園でフッ化物洗口を実施しながら、3か月に1回歯科医院でフッ化物塗布を受けるとさらに効果的です。



問13 フッ化物洗口の普及状況はどれくらいですか?


【 答 】
 佐賀県でのフッ化物洗口の実施状況は、平成11年度は、保育所・幼稚園は94施設で4,744人、小学校は6校で907人、中学校は1校で407人でしたが、年々増加しており、平成23年度には、保育所・幼稚園は273施設14,018人、小学校は166校45,449人、中学校は30校3,685人が実施しています。保育所・幼稚園は71.7%の施設で、小学校では98.8%の学校が実施していることになります。

 ※県内のフッ化物応用事業実施状況の最新情報は「平成26年度ヘルシースマイル佐賀21実施状況報告」をご覧ください。

 

 

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