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鍋島緞通(なべしま だんつう)

 

 

 

■特徴

 織糸には上質な木綿を使用。 絹や羊毛などと比べると肌触りが良く、高温多湿な日本に適した敷物です。大胆かつ華やかな文様も魅力で、インテリアのアクセントになります。

 

■背景

 江戸時代初期、佐賀郡扇町の農家に生まれた古賀清右衛門が長崎で中国人から緞通の技術を教わり、「扇町毛もうせん氈」として織ったのが、日本最古の綿緞通と言われる鍋島緞通の発祥です。
 扇町毛氈は精巧な作りで、画趣に富んでいたことから、佐賀藩3 代目藩主鍋島綱茂が生産を奨励し御用品としました。当時、庶民への売買を禁じていましたが、明治時代以降はその禁が解かれ、最盛期には十数の織元が生まれるほど栄えました。
 1910 年には佐賀市赤松町に住む、吉島正敏が製造技術を受け継ぎ、今日の鍋島緞通の基礎を作りました。太平洋戦争中は技術を失わないよう、国から木綿糸の支給を受けて細々と機織りを継続。
 一時は福岡県久留米市へ移転して、鍋島緞通の伝統を守り続けました。そして2006 年に佐賀市赤松町へ鍋島緞通吉島家を移し、長年の念願であった故郷に腰を落ち着けました。
 鍋島緞通は伝統的に桜や松の木製織機を使い、経糸と緯糸ともに上質の木綿糸で一目一目を手で織り上げる工芸品です。伝統的な「蟹牡丹」柄を守り、優雅な趣きを今も誇っています。 

 

 

【鍋島藩の御用品として座敷を飾ってきた鍋島緞通】 

 

■工程

 方眼紙に文様を描いて、図案を作成する。経糸と緯糸、文様に合わせて染めた織込糸を、それぞれ規格の太さに撚る。製品の幅に見合った本数の経糸を織機に張り、一面に張った経糸を棒で1 本おきに拾って、緯糸を通す部分を作る。
 経糸をつまみ上げ、染色した織込糸を絡ませて切る。これがパイルとなる。一段ごとに織込糸を織り込み、締め金で緯糸を叩き締めて、密度を均一にする。この作業を繰り返して完成。 

 

 

【織り場の様子。熟練の職人でも1日に折れるのは数センチ。】 

 

■鍋島緞通に関する問い合わせ先

株式会社 鍋島緞通吉島家
佐賀市赤松町1-28 TEL 0952-24-0778

このページに関する
お問い合わせは
(ID:25321)
佐賀県庁(法人番号:1000020410004) 〒840-8570  佐賀市城内1丁目1-59   Tel:0952-24-2111(代表)     
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