佐賀県総合トップへ

浮立面(ふりゅうめん)

 

■特徴

浮立面は楠や桐、檜などの木を彫った面です。阿吽の面相を一対とします。木目を生かして、丹誠を込めて彫った鬼の面は、美しさと凄みにあふれています。近年では魔除けとして家に飾られることが増えています。

 

■背景

 佐賀県の南西部に伝わる「面浮立」は、鬼面を被り、笛や太鼓、鉦のリズムに合わせて勇壮に踊る伝統芸能です。五穀豊穣祈願や雨乞祈願、奉納神事には欠かすことのできない踊りであり、この面浮立を踊る際に使う面を浮立面と言います。
 その起源は1530 年頃、神埼郡田手畷(佐賀県神埼市)で戦があった際に、龍造寺家の豪将、鍋島平右衛門が一族郎党とともに鬼の面を着けて戦い、勝利を納め、そのままの姿で踊ったことが始まりと言われています。
 浮立面は地区によって表情が微妙に違いますが、いずれも阿吽の面相を一対とします。口をぎゅっと閉じ、上歯で下唇を噛んだ「吽」の面相が雄面で、角が長く、額にU字の皺があるのが特徴です。一方、大きく口を開けて舌を出した「阿」の面相が雌面で、角はほとんどなく、額にV字の皺があるのが特徴です。浮立面の素材には佐賀県の県木である楠をはじめ、桐や檜などを使用しています。
 現存する浮立面で最も古いものは、鹿島市飯田地区と矢の浦地区に残っている面で、推定250 ~ 300 年前の作だと考えられています。当時は宮大工らが地元民から要請を受けて製作してい
たのではないかと推測されます。現在は鹿島市にある2 つの工房にて3 人の職人が技術を継承しています。

 

 

【左が雄面、右が雌面】 

 

■工程

 面の構図を考え、直方体に切り取った木材に図面を引きます。全体の輪郭を描きながら、舌と鼻の形作りをします。次に眉と目の線を荒彫りし、最後に面全体をきめ細やかに仕上げ彫りします。熱で溶かしたロウを面全体に塗り込み、程よく乾いたら布で磨きます。毛を付けたら白木仕上げの完成。
 塗装仕上げは、仕上げ彫りをした後にペーパーで磨き、下地塗りをした後に漆を塗り、仕上げ塗りをして金箔を被せます。最後に毛を付けて完成。 

 

    

【荒彫り】                     【仕上げ彫り】 

 

■浮立面に関する問い合わせ先

鹿島市商工観光課(鹿島市大字納富分2643-1)

TEL 0954-63-3412

このページに関する
お問い合わせは
(ID:25273)
佐賀県庁(法人番号:1000020410004) 〒840-8570  佐賀市城内1丁目1-59   Tel:0952-24-2111(代表)     
Copyright© 2016 Saga Prefecture.All Rights Reserved.

佐賀県庁(法人番号:1000020410004)

〒840-8570
佐賀市城内1丁目1-59
Tel:0952-24-2111(代表)
Copyright© 2016 Saga Prefecture.All Rights Reserved.