発達障害とは、発達障害者支援法において、「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するもの」とされています。
発達障害には発達障害者支援法に規定されているような、いろいろなタイプがありますが、それぞれのタイプに特徴があり、その人その人に、できること、苦手なこと、得意なことは違っています。
発達障害がある方の能力を活かすためには、社会全体での理解と特性に応じた支援が重要です。
佐賀県の発達障害児・者支援の取組概要
佐賀県では、「県内どこに住んでいても、生涯にわたる“きめ細やかな”“途切れのない”支援体制の実現」を目指し、情報発信や支援事業を行っています。
以下に、各種事業の紹介、その他の発達障害に関する情報を紹介していますので、クリックしてご覧ください。
発達障害について知りたいとき
発達障害に関する情報を発信しています。
発達障害について相談したいとき
佐賀県が設置している「佐賀県発達障害者支援センター」、「佐賀県発達障害者就労支援センター」、「発達障害（児）者専門相談窓口」では、発達障害のあるご本人や、ご家族からの相談を受け付けています。
お一人、ご家族だけで悩まれず、お気軽にご相談ください。
電話番号：0942-81-5728
電話番号：0952-37-1251
電話番号：0952-20-2971
電話番号：0952-37-0250
※専門相談窓口の開所日は決まっており、相談する際には予約が必要です。事前にお電話でお問合せください。
発達障害の診断を受けたいとき
県内の医療機関で、発達障害の診断を行っている医療機関を掲載しています。
受診を予約してから診断までの待機期間が長くなっている医療機関などもありますので、受診の際の参考にしてください。
発達障害の診断等が可能な医療機関一覧
※HP等での公表をご承諾いただいた医療機関のみご紹介しています。
ライフステージに応じた支援を受けたいとき
フリースクールSAGAは、学齢期（小学校・中学校）の特に支援が困難な発達障害児の支援を行う事業です。
※ 学齢期における発達障害児の支援は、特別支援教育の中で実施されておりますが、フリースクールSAGAでは、
特に支援が困難な発達障害児について、在籍校や市町教育委員会との連携をもとに、一時的に学校を離れた形での
支援を行い、在籍校への復帰をめざしていくものです。
佐賀プライドプログラムは、高等学校・高等専修学校に在籍する方を対象に、自己認知支援やライフスキル向上支援等を通して、
将来の進路選択のサポートを行う事業です。
発達障害について学びたいとき（保護者やご家族、支援者）
発達障害児・者のご家族や、支援者、医師等を対象に、下記のとおり研修会を開催しています。
● 家族教室
対象者：佐賀県内にお住まいで、発達に気がかりのあるお子さま（概ね就学前）がいる保護者やそのご家族、
子育てに不安・困り感を感じていらっしゃる保護者やそのご家族
実施内容：ペアレント・プログラム講座
※ペアレント・プログラム・・・保護者が子どもの発達障害の特性を理解することや、適切に
対応するための知識や方法を身につけることを支援するプログラムで、主に、子どもの観察方法を身につける方法を学びます。
● 母子療育指導専門員育成研修会
対象者：保育所、幼稚園、指定児童発達支援事業所の職員（保育士・指導員等）
実施内容：発達障害児の特性、発達障害児の支援のポイント、保護者の障害受容と保護対応について他、
実績報告、現場での支援内容についての質疑応答等、発達障害児等の支援実技（希望者のみ）
● 自閉症等スクリーニング研修
対象者：市町の保健師等
実施内容：健診における観察のポイント、早期発見・早期療育システム佐賀県方式、健診でのスクリーニングの振り返り
● かかりつけ医等発達障害対応力向上研修
対象者：発達障害児・者が日頃から受診する診療所等の主治医等の医療従事者等
実施内容：佐賀県の発達障害者支援事業について、発達障害者支援医学研修伝達講演
● 発達障害専門医療機関ネットワーク構築事業
対象者：発達障害児・者が日頃から受診する診療所等の主治医等の医療従事者等
実施内容：肥前精神医療センターにおいて、発達障害の診断の場に陪席して研修を行う。
強度行動障害について
令和3年11月に県内市町及び児童相談所に「行動関連項目10点以上」または「強度行動障害判定基準20点以上」の人数調査を実施しました。