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ブリ

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ブリの写真

 

学名 : Seriola quinqueradiata 英名 : Yellow tail

 

地方名 (方言) : ヤズ、ブリ、ワラサ

主な漁場 : 玄海一円

漁期と主な漁法 : 春、冬【釣り、定置網】

 

日本各地の沿岸に分布する典型的な温帯性の回遊魚で最大1.2mに達する。ブリの仲間にはカンパチ、ヒラマサ等があるが、特にブリは古くから日本人に親しまれており、ことに西日本では正月料理にかかせない魚となっている。成長するにしたがって呼び名が変わる出生魚で、玄海ではヤズコ、ヤズ、ワラサ、約3.5kg以上 (50~60cm以上) のものをブリと呼んでいる。

春から夏に日本列島を北上し、秋から冬には南下する季節的な回遊を行う。3年で成熟し、2~3月に五島沖や鹿児島沖等の日本の南西海域や東シナ海で産卵する。ふ化した稚魚は流れ藻について海流に乗って北上するが、この時期の稚魚をモジャコと呼び、これを藻とともにすくいとって養殖用の種苗とする。流れ藻から離れた若魚は沿岸で成長し、その後沖合に出て行く。

ブリは早くから養殖が行われており、現在では全生産量の約7~8割を養殖物が占めている。本県の養殖生産量も年間700~1,000トンと天然の漁獲量100~500トンに比べ圧倒的に多い。なお、全国的にハマチと言えば養殖ブリのことを指すが、これは関西地方で養殖物と同じサイズの天然ブリをハマチと呼んでいたことに由来する。

刺身、塩焼き、照り焼き等で食べられるが、特に冬場のブリは「寒ブリ」と呼ばれ脂がのっておいしい。なおブリの仲間ではヒラマサが味の点で最も高級魚として扱われている。

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