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クルマエビ (佐賀のさかな/玄海版)

最終更新日:

クルマエビの写真

 

クルマエビ  クルマエビ科 

 学名 : Penaeus japonicus  英名 : Kuruma prawn  

地方名 (方言)クルマエビ、エビ

主な漁場 :唐津湾、小川島・加唐島・馬渡島周辺

漁期と主な漁法 : 8~10月【小型底びき網、固定式刺網】


味も姿も良いことからエビ類の中では最高級とされている。東南アジアからインド洋にかけての沿岸域に広く分布する暖海性のエビで、日本では東北地方以南の各地の内湾に生息する。灰色っぽい殻に褐色がかった数本の横縞があり、しっぽ (尾扇) の先端は鮮やかな青色で姿、形とも美しい。水深100mより浅い砂分が多い海域に生息し、夜行性で、昼間は海底に潜っている。

産卵は5月から10月にかけて夜間遊泳しながら行われる。稚エビは夏には唐津湾等の湾奥の砂泥域から湾中央部まで生息域が広がり、小型底曳網 (エビこぎ網) で漁獲されるようになる。秋には湾奥部まで生息域が広がり、深みで越冬する。1年で約16cm、2年で約21cmになり、最大体長は約25cmに達する。寿命は2~3年。

毎年多くの稚エビが唐津湾に放流され資源を増やす努力がなされており、玄海での漁獲量は年間6トン程度である。また、伊万里市と浜玉町では養殖が行われ、年間約20トンが活きエビとして出荷されている。

クルマエビは他のエビと違って自ら取り上げてもオガクズの中に入れ、箱詰めすれば3日から1週間ほどは生きているため、贈答用としても適している。刺身、天ぷら、塩焼き等何にしても甘みがあり絶品である。


 

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