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県指定(民俗文化財の部)04

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佐賀県重要無形民俗文化財 真手野の舞浮立(まてののまいぶりゅう)

昭和54年3月31日指定
武雄市武内町大字真手野東真手野区 竹内神社
無形民俗文化財 


真手野の舞浮立
 真手野の舞浮立の起源については、平家の落人を武雄領主の後藤氏が、この地にしのび住まわせ、きらびやかな衣裳で雨乞い祈願などに奉納したのが始まりとされ、その後、三河国岡崎から芸能の一部を導入して完成されたものであると伝えられている。
 真手野の舞浮立には三三囃子といわれる33の曲目が伝承されている。その曲目は御神とよばれる本囃子、男三番叟・女三番叟・岡崎・江戸・銭太鼓・馬浮立・一本綾・二本綾・笹の才三・奴・猿・中詰め・花笠踊・鬼三崩し・宮城野・恵比須・大黒・二十四孝・武者浮立・牛若丸などの白拍子、義経千本桜・ようたろう・矢浮立・浦島・詰ぎわ・詰太鼓・打出し・吹流しなどである。道行の囃子で境内に入り、鉦による勇壮なせりあいを演じてから定位置につく。大太鼓を中心として、笛・鉦・モリャーシがコの字型になる。囃子方は笛5名・鉦7名・モリャーシ5名であり、奉行・頭取などとよばれる紋付姿の役が10名前後つく。

 

 

 

佐賀県重要無形民俗文化財 多久聖廟釈菜(たくせいびょうせきさい)

昭和55年2月22日指定
多久市北多久町東の原 多久聖廟
無形民俗文化財財 


多久聖廟釈菜
 孔子を中心にして祭る儀式で、釈奠(爵を神前におくことを主とする)、釈菜(蔬菜を供える)、釈幣(釈帛を供える)があり、それぞれ祭儀の軽重があるとされる。
 多久邑の4代邑主多久茂文は、早くから儒学を尊崇し、元禄12年(1699)には邑校東原庠舎を建て校内に孔子像を祀った。茂文は多久聖廟を宝永5年(1708)に建て、聖像を奉じ祭具、楽器をそろえて祭儀を定め、自ら献官となって釈菜を催した。現在は春秋の2回、4月18日と10月の第4日曜日に執行されている。
 祭官には献官・掌儀・賛者・祝者・司尊・執爵・執饌・執事諸役・伶官で構成される。衣装は中国の明代の服装といわれ、頭には黒色の頭巾をかぶり、木製のかっぽりを履く。伶官は紋付・羽織姿である。祭典の途中には、鳳蕭・龍笛・ひちりき・鞨鼓・鐘鼓・太鼓を奏し、その曲目は迎神越天楽・献饌合歓塩・徹饌越天楽・送神抜頭である。祭儀の次第は「釈祭儀節」に記された次第によってとり行われる。

国重要文化財「多久聖廟」は「国指定重要文化財」の項をご覧下さい

 

 

 

佐賀県重要無形民俗文化財
綾部八幡神社の旗上げ神事・旗下ろし神事(あやべはちまんじんじゃのはたあげしんじ・はたおろししんじ)

   平成29年4月11日告示
   所在地 三養基郡みやき町大字原古賀2331番地
   所有者 綾部八幡神社


 

綾部神社

綾部八幡神社は日本最古の気象台とされ、旗上げ及び旗下ろしは長きにわたって地域の人々によって受け継がれてきた。当神社は、現代のように科学的な気象データが存在しない平安時代中期から風の流れを読み取ることで気象予測を行い、農業に携わる人々にとって有益な情報を提供してきた。

旗上げは毎年7月15日に行われる。謹請風神御祈祷守護之璽(きんせいふうじんごきとうしゅごのじ)と書かれた神旗を真竹に結び付け、3名の神旗人と呼ばれる男衆によって神社境内のイチョウに掲げられる。旗上げから5日後には台風の襲来、農作物の作柄などを宮司が予想する。

旗下ろしは秋分の日の翌日に行われ、神旗はイチョウから下ろされる。宮司は旗の巻き具合などを観察して、予想の結果の確認を行う。

 当神事のように旗の巻き具合によってその年の吉凶を占う風占行事は、県内はもとより全国でも他に類例を見ず、本県の民俗行事上その価値が高い。

 

 

佐賀県重要無形民俗文化財
琴路神社の神幸祭行事(きんろじんじゃのしんこうさいぎょうじ) 1件

   平成30年10月12日告示
   所在地 鹿島市大字納富分1939番地
   所有者 琴路神社の神幸祭行事保存会

 

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琴路神社の神幸祭は、江戸初期から360年以上にわたって氏子を中心とする地区の人々によって、古くからの祭礼の形式を崩すことなく脈々と受け継がれてきたもので、神幸行列の規模は県内最大であるとともに、特徴のある獅子舞や剣突きを有し、馬が神輿と競り合って社殿の周囲を駆ける馬かけは全国でも当神社のみでみられる貴重な神事として価値が高い。                                                                                        

                       

                            剣突き(上)と獅子舞(右)

 

 

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