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県指定(建造物の部)03

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佐賀県重要文化財 旧三菱合資会社唐津支店本館(きゅうみつびしごうしがいしゃからつしてんほんかん)

昭和55年3月21日指定
唐津市海岸通り
建造物


旧三菱合資会社唐津支店本館
 三菱合資会社の長崎支店唐津出張所として、明治41年(1908)に建てられた洋風の建造物である。
 木造2階建で、正面23.3m、側面18.3m、一、二階ともに東側面、北側面にベランダが付く。大屋根は入母屋造り。正面玄関には三面破風屋根の車寄せが付く。内部の床は、一階玄関ホール、廊下がテラゾー模様仕上げで、他はすべて椽甲板張。天井は、一階は格天井、二階が打上げ天井。外壁は下見板張で、一部に白色の漆喰を塗る。内壁は木慴下地漆喰塗り。
 この建物には、一部に改造や補修の跡がみられたが、昭和54年の修理によってほぼ創建当初の姿に戻っている。屋根、床、基礎、内装、ベランダなどに大変特色があり、本県の数少ない明治時代の洋風建造物として、大変貴重である。

 

 

 

佐賀県重要文化財 実相院仁王門(じっそういんにおうもん)

昭和55年3月21日指定
佐賀市大和町大字川上 実相院
建造物


実相院仁王門
 実相院は、寛治3年(1089)、河上神社(与止日女神社)の僧円尋が、その裏山を開き御堂を建てたことに始まると伝えられている。
 河上神社西門から出て、石段を登ると、この仁王門がある。3間1戸の八脚門である。基壇は雨葛1段で、自然石を用いた礎石に太い円柱を建て、これらの上部に三斗、肘木を置く。また、下部を貫でつなぐという構架である。屋根は入母屋造り、桟瓦葺(本来は本瓦葺)。妻飾りは豕扠首で、全体的に古めかしい。
 この門の両妻部を板壁、両脇部の正面と内側の上半を格子として、その内部に仁王尊像を安置している。この門の建立年代についての記録はないが、ここに掲げられている額に「寛永二十年」(1643)とあることから、江戸時代前半であると考えられる。

 

 

 

佐賀県重要文化財 与止日女神社西門(よどひめじんじゃにしもん)

昭和61年3月19日指定
佐賀市大和町大字川上 与止日女神社
建造物


与止日女神社西門
 与止日女神社の創建は欽明天皇25年(564)と伝えられ、『延喜式神明帳』に「与止日女神社」とみえる。応保年間(1161~1163)肥前国一の宮になり、弘長元年(1261)正一位を受け、明治4年(1871)県社となり、「与止日女さん」として人々に慕われている。本殿、幣殿、拝殿は古記録によれば、文化10年(1813)に焼失し、文化13年(1816)に再建された。
 この西門は四脚門で、本殿西北方にたっている。実相院文書中に棟札写しがあり、元亀4年(1573)の建立と記されている。屋根は本瓦葺き、切妻造り、垂木は一幹、疎垂木である。
 妻は虹梁蟇股式で破風には、ひれ付き、拝懸魚、降懸魚、これらに木製菊形の6葉が飾られている。蟇股は彫刻のない板蟇股である。正面、背面の梁上の中備えにも板蟇股を配し、中央の真束は角形である。

 

 

 

佐賀県重要文化財 高伝寺釈迦堂(こうでんじしゃかどう)

平成12年4月28日指定
佐賀市本庄町本庄 高伝寺
建造物


高伝寺釈迦堂
 正面1間、側面1間。総ケヤキ造りで生漆を塗って仕上げられている。
 この釈迦堂は、安置されている厨子入木造釈迦如来坐像及び両脇侍像とともに承応4年(1655)に制作されている。釈迦堂には、上下が粽(ちまき)となった柱などの軸部、二手先組物や二軒扇垂木など、禅宗様建築の特色がみられる。扉の桟の組手等には、魚々子(ななこ)地に牡丹唐草文様を陰刻した飾金物が付いている。また、鬼瓦や隅木木口などには、鍋島家の家紋である翹葉紋(ぎょうようもん)が付いている。
 厨子入木造釈迦如来坐像及び両脇侍像は、鍋島勝茂が承応2年に長崎で購入した赤栴檀の材を用いて、承応4年に京の仏師宗仁(林長右衛門尉国次)に制作させている。
 釈迦如来坐像は像高42.7cm。両脇侍の文殊菩薩立像は像高51.0cm、普賢菩薩立像は50.0cm。厨子は、外側が黒漆喰塗り、内側が金泥塗りであり、釈迦如来坐像の頭上には天蓋が吊るされている。

 

 

 

佐賀県重要文化財 星巌寺御霊屋(せいがんじおたまや) 

平成19年3月14日指定
小城市小城町大字畑田(旧星巌寺境内)
建造物


星巌寺御霊屋
 覆い屋は、正面1間背面2間、側面2間で、屋根は入母屋造り、平入りの本瓦葺きである。正面入口は桟唐戸を用い、小規模ながら威厳ある佇まいを示す。内部には、宝篋印塔形五輪塔が納められている。
 墓塔の銘や「星巌寺御墓所指図」により、小城鍋島家四代藩主元延の墓所であることは明らかで、覆い屋の建築年は没年である正徳4年(1714)から若干遅れる可能性があるが、少なくとも18世紀中頃までは遡るものと思われる。
 軸部、軒廻りは改変もなく原型をよく留めてきたが、老朽化が著しく、平成8年~9年、当時の小城町により全解体修理が行われ、創建当初の姿に復元された。
 なお当該建物敷地を含む墓所一帯は、小城市史跡に指定されている。

 

 

佐賀県重要文化財 旧中尾家住宅 主屋(きゅうなかおけじゅうたく しゅおく)

平成24年4月27日指定
唐津市呼子町呼子
建造物


 

  旧中尾家住宅主屋鯨組主である中尾家の居宅で、住宅機能を持つ北棟と鯨組の社屋機能を担った南棟からなる。

 遅くとも天明3年(1783)には、現在の形となるが、先行して建築された北棟に南棟を増築した痕跡が残っており、北棟の建築年は18世紀前期に遡る可能性が高い。

 本建造物は県内唯一の大規模漁家住宅であり、全国的にも希少な鯨組主建築遺構である。

 木造切妻平入桟瓦葺き二階建 建築面積 253.77平方メートル

 

 

 

 

 

 

 

佐賀県重要文化財(建造物)
旧唐津銀行本店(きゅうからつぎんこうほんてん)  1棟 

   平成29年4月11日告示
   所在地 唐津市本町1513番地15 
   所有者 唐津市


 

旧唐津銀行

 旧唐津銀行本店は、明治45年(1912)に建設された煉瓦造の銀行建築で、設計は清水組の田中實、監修は辰野金吾である。建物は構造体を煉瓦造として外装にタイルを張り付けた初期の事例で、煉瓦からタイル張りへと移行する過渡期の作品として評価される。外観には「辰野式」の建築表現が用いられるが、通りに面する壁面を白い色モルタル壁で覆う点や連続する半円形アーチで飾る意匠は、辰野が建築家として活動した前期と後期の建築様式の融合を図るとともに、壁面にリズムと華やかさを加えた田中のデザイン力が窺えるものである。また、内部意匠には曲線を用い、柔らかく斬新なデザインに時代の先取性も窺え、マントルピースの意匠や二階貴賓室の装飾は特に優れている。

 旧唐津銀行本店は、煉瓦造の銀行建築として県内に唯一現存するもので、辰野金吾が関わった郷里に残る建物として価値を有しており、田中實による時代の先取性と独自の意匠が窺えるとともに、現存例の少ない田中の最初期の作品として希少性も高い。建物の保存状態も良好で、唐津の近代化を支えたシンボル的建物として、また街のランドマークとして都市景観にも大きく寄与している。
  

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