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多久市西渓公園寒鶯亭

 

第2010-2号 多久市西渓公園寒鶯亭 【多久市多久町】

 

概要

 

遺産にまつわる物語

 

 寒鶯亭(かんおうてい)は、多久町出身の炭鉱王 高取伊好(たかとりこれよし)によって、大正11年に図書館や西渓公園とともに村の公会堂として寄贈された建物である。建設当時は大規模な工事であり、村民のための社会事業の側面もあったという。
 学問の家系に生まれた伊好は、人情に厚く、文化・教育・社会事業に多額の寄付をした。当時独立施設の村立図書館はめずらしく、寒鶯亭や西渓公園と合わせ、小さな山間の村に文化の灯をともしたいという伊好の思いが込められている。伊好直筆による「寒鶯待春」の書が寒鶯亭の名の由来であり、寒鶯とは冬の鶯の意味である。「冬の間、鶯は春に備えて一生懸命笹鳴きをし、春に美しい声を出し一人前の鶯となる。多久の人々も一人前の人物として世に出るため、この公会堂で学んでほしい」という思いが込められている。
 また、図書館に付設された赤煉瓦造りの書庫(現 多久市郷土資料館書庫)は西渓公園内に現存し、寒鶯亭とともに建設には杵島炭鉱の技師が数多く携わったといわれている。

 

建物の特徴

 

 棟札から、設計は杵島炭鉱技師の大坪彌平、棟梁は舩津虎五郎であることが判明している。16畳3室の四周に縁を回し、入母屋の大屋根を架け、北面の中央に車寄を設ける。木造和風公会堂建築の好例といわれ、国の登録文化財にも指定されている。

 

保存や活用の取組

 交流や研修の場として市民に広く使用されている。また、桜まつりや多久城下ひなまつり、紅葉まつり時には寒鶯亭が会場として利用されており、期間中は寒鶯亭内で紙芝居や物品販売が行なわれ、寒鶯亭内から見る西渓公園の景色を見に、毎年数多くの来訪を受けている。さらには、秋の聖廟釈菜に併せて、西渓公園内に隣接する3つの資料館にある展示物を寒鶯亭に移し展示会を行い、多くの方に多久の歴史を紹介している。

 

多久市西渓公園寒鶯亭写真

 多久市西渓公園寒鶯亭写真 多久市西渓公園寒鶯亭写真 

 

 

 

アクセス

 

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