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意見書案と採決状況(令和元年11月第16号)

最終更新日:

令和元年11月定例会 意見書案と採決状況

 

意第16号

可決

 
国民皆保険制度を基盤とした持続可能な社会保障制度の確立を求める意見書(案)

 

 我が国の国民皆保険制度は、職業や所得に関わらず、誰もが医療費の心配なく、いつでも安全な医療を受けることができる世界に誇れる優れた制度であり、将来にわたる国民生活の安定と我が国の発展のために恒久的に持続していくことが重要である。
 また、我が国においては、急激な少子高齢化や人口減少の中で、医療を取り巻く環境が大きく変化しており、患者が安心して良質な医療を受けることができる医療提供体制の維持確保が求められているところである。
 このような中、国においては、人生100年時代の到来を見据え、年金、医療、介護、労働など、社会保障全般に渡る持続可能な改革を検討するため、全世代型社会保障改革検討会議を設置されたところであり、今後は、医療に関して、年金・介護の後に医療費抑制策と患者・国民負担増についての厳しい議論が行われることが予想され、「持続可能な改革」の名のもと、過度な社会保障費の削減を図ろうとする動きが激しくなり、適切な医療及び介護を提供するための原資となる財源が適切に確保されるのか、大変危惧されるところである。
世界に類を見ない速さで高齢化が進展する我が国において、国民に必要な医療・介護を提供していくための体制を構築し、維持していくためには、地域の医療・介護の担い手である医療・介護従事者や医療機関等が、将来にわたり十分かつ安定的に確保されることが必須である。また、豊かで安心な生活を営むことのできる地域社会の形成に向けて、国民皆保険制度を基盤とした持続可能な社会保障制度の確立は、すべての国民の願いである。
 よって、政府及び国会におかれては、国民の命と健康を守り、地域における安全・安心な医療・介護を確保するため、国民が将来にわたり必要な医療・介護を安心して受けられるための適切な財源を確保することを強く要望する。


 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

  令和元年12月  日
                                                 佐賀県議会

 内閣総理大臣   安倍 晋三 様
 衆議院議長    大島 理森 様
 参議院議長    山東 昭子 様
 財務大臣     麻生 太郎 様
 厚生労働大臣   加藤 勝信 様
 内閣官房長官   菅  義偉 様
 全世代型社会保障改革担当大臣 西村 康稔 様

 

 以上、意見書案を提出する。
  令和元年12月18日

 

  提出者  留守 茂幸  石井 秀夫  木原 奉文  稲富 正敏

       中倉 政義  藤木卓一郎  石倉 秀郷  桃崎 峰人

       土井 敏行  大場 芳博  岡口 重文  原田 寿雄

       徳光 清孝  宮原 真一  坂口 祐樹  藤崎 輝樹

       向門 慶人  八谷 克幸  定松 一生  川﨑 常博

       江口 善紀  古賀 陽三  井上 常憲  池田 正恭

       野田 勝人  中本 正一  西久保弘克  木村 雄一

       弘川 貴紀  冨田 幸樹  古賀 和浩  中村 圭一

       一ノ瀬裕子  古川 裕紀  下田  寛

 佐賀県議会議長 桃崎 峰人 様

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