農林水産商工常任委員会 県外視察(令和元年7月）

【デジタルエンジニアリングセンターの概要と活用策】

　 宮城県では、デジタルエンジニアリングによる新たな産業発展を目的に、宮城県産業技術総合センター内に「みやぎデジタルエンジニアリングセンター（略称：MDE）」を開設しています。

　当日は、MDEにおける人材育成事業及び研究会事業による宮城県と企業の連携状況等について説明を受け、最新鋭の3Dプリンターや開発品の展示、3次元CAD（コンピューター支援設計環境）の整備状況について見学を行いました。

【生産農場における乳加工・販売事業への取組と肥育牛の一貫生産・

畜産バイオマス発電の取組】

　小岩井農場では、農場内で乳牛管理や乳加工販売事業をはじめ、黒毛和種と交雑牛の肥育牛の一貫生産、家畜排泄物や周辺地域の小中学校の給食調理段階での残さ等を活用した畜産バイオマス発電事業など多様な事業を実施しています。発電の過程で得られた消化液（液肥）は耕地へ還元するなど、持続型・循環型農場の実践に繋げています。

　当日は、農場内施設で事業概要等の説明を受け、乳牛舎における衛生管理や畜産バイオマス発電所内のメタン発酵処理の状況など農場内の見学を行いました。

【園芸メガ団地育成事業】
　 秋田県では、園芸振興をリードする大規模団地（メガ団地）の整備と、複数団地のネットワーク化を全県域で推進し、園芸経営に取り組む担い手の育成、省力化・低コスト化による生産性の向上に取り組んでいます。

　当日は、秋田県横手市の十文字地区にある「園芸メガ団地」の圃場を視察し、ネットワーク型園芸拠点事業の詳細等について説明を受けました。