議案等の審議結果

平成28年11月定例県議会

委員長報告 

県土整備・警察常任委員長報告
委員長　向門慶人

　県土整備・警察常任委員長の報告をいたします。

　12月6日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び、継続審査中の事件につきまして、12月9日及び、12日の両日、委員会を開催し、「西九州自動車道唐津伊万里道路南波多谷口インターから仮称伊万里東インターの区間」及び「国道四百九十八号若木バイパス」への現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。

　まず、12月9日、警察官による不祥事事案が発生し、委員会に対し、警察本部より陳謝の申し入れがあったことから、12月12日の委員会の開会冒頭で、県警本部に対し、今回の事案について、陳謝と経緯の説明を求めました。
　県警本部からは本事案の経緯等の説明と、陳謝がありましたが、私の方から、今回の事案は、県民の警察への信頼を揺るがす事案であり、誠に遺憾である。今後二度とこういうことがないよう、信頼回復に努めるよう、委員長として強く申し伝えました。

　引き続いて、採決の結果を申し上げます。

　質疑終結の後、ただちに採決に移り、甲第40号議案中、本委員会関係分を採決した結果、起立者多数をもって原案のとおり可決いたしました。
　次に、乙第78号議案、乙第79号議案、乙第82号議案及び乙第83号議案、以上4件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。

　次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。

◎国道203号や有明海沿岸道路整備の進捗状況と見通し及び早期整備に向けた取組み

◎国道203号の仮称三日月インターから国道34号の五条交差点までの区間の歩道整備や長神田自歩道整備事業の現況と今後の見通し

◎県道佐賀外環状線の山嶺交差点付近や徳万交差点から有明海沿岸道路の久保田インター区間の現況と今後の見通し

◎小城駅千葉公園線の現在の整備状況と今後の見通し及び未着手区間やJR小城駅前交差点整備の今後の取組み

◎県道嬉野下宿塩田線や県道嬉野川棚線の整備の進捗状況及び両県道の今後の見通し

◎所有者不明の土地の発生原因とその対応策及び解消に向けた国や県の取組み

◎みどりの森県営球場の利用状況や利用調整方法の見直し及びナイター利用促進の取組みとサブグラウンドをはじめとした施設充実の必要性

◎県営住宅に係る近年の入居者応募や真の住宅困窮者に配慮した選考の現況及び空き室の状況と長期の空き室解消対策

◎県営住宅の耐震化やバリアフリー化の現状と今後の対応策及び今後の必要管理戸数や役割の考え方

◎海砂採取限度量の推移と見直しの経緯、考え方やその結果及び県内の建設工事等に必要な海砂量

◎海砂採取量の見直しに係るパブリックコメントの内容と見直しへの反映状況及び過去の違法採取事案等を踏まえた今後の海砂採取量の確認方法

◎塩田川における親水施設の整備状況や利用状況及び温泉公園対岸の遊歩道整備の検討状況並びに嬉野市のまちづくりにおける塩田川の位置付けと今後の親水施設整備の方針

◎若手警察官の現状と早期戦力化のための先輩警察官による知識・技能・経験の伝承や人としての在り方の教育などの具体的な取組み

◎本年の県内交通事故の発生状況とその特徴及び関係機関等との連携による交通事故抑止対策

◎県内の交通信号機の設置数と経年状況及び腐食などによる倒壊事例の有無並びにLED式信号灯器のメリットとデメリット

◎交通信号機と交通管制システムの定期的な点検補修や更新計画の状況及び原発事故避難や信号秒数変更等の現示調整に関する要望への対応

などの質疑が行われました。

　最後に、九月定例会から引き続き審査中の
1.県土整備行政について
1.災害対策について
1.警察行政について

以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。

　以上をもちまして、県土整備・警察常任委員長の報告を終わります。