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キュウリ
キュウリの栽培マニュアル
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U 作型別栽培方法
半促成栽培
1.作型と主な作業 

2.品 種 
1)穂木
グリーンラックス(埼玉原種育成会)、オーシャン(埼玉原種育成会)など
2)台木
ゆうゆう一輝黒タイプ(埼玉原種育成会)、光パワーゴールド(ときわ研究)など
3.栽培法
1)留意事項 
- 低温、寡日照期からの栽培であるので、加湿機やカーテン等の設備を要する。
- 抑制+半促成栽培の組み合わせが多いので、抑制栽培の終了時期により播種、定植時期が変わってくる。
- 初期収量及び6月までの草勢を確保するため、生育初期をスムーズにかつ旺盛に管理する。
- 高温、乾燥期に向かっての栽培であり、冬型から春型への温度管理の切り替えと灌水量の確保がポイントとなる。
2)栽培技術
(1)育 苗 
- 促成栽培に準ずるが、最も低温期の育苗であり、電熱温床やトンネル保温等の保温管理を万全に行う。
- 播種後31日、本葉2.5〜3枚を定植時の苗の目安となる。
(2)定植準備 
- 前作の片付けから手際よく、また地温を低下させないように準備を行う。前作の片付けや有機物施用、畦作り時も保温を行う。
- 他は、促成栽培に準ずる。
(3)施 肥 
ア.肥料の種類と施肥量
表−1 施肥例 s/10a
| 肥 料 名 |
元 肥 |
追 肥 |
成 分 量 |
| CDU窒素 |
120 |
- |
(元肥) |
| 園芸有機特2号 |
80 |
- |
チッソ=48.0 |
| 燐加安S550 |
40 |
- |
リン酸=12.4 |
| 液肥特2号 |
- |
240 |
カ リ= 7.2 |
(JA武雄市栽培基準より)
イ.施肥の方法
前作の残肥を土壌診断にもとづいて計算し、施用量をきめる。石灰類も同様。
(4)畦作り 
- 促成栽培に準ずる。
- 前作の収穫終了時にタップリ灌水しておき、土壌全体に十分水分をもたせておく。
- 乾燥に注意して畦立てを行い、十分灌水したのち透明マルチを張り、ハウスを密閉して地温の上昇を図っておく。(最低地温18℃以上)
- トンネルを行う場合は、マルチを張ったのちトンネルを被覆密閉して、地温の上昇を図る。
(5)定 植 
- 植え付け本数は促成栽培より少し多めの株数でもよい。(坪当たり4本程度)
- 定植は低温・寡日照期であるので、午前中(11時頃)がよい。定植前にポットに十分灌水しておき、定植がすんだらすぐ株元中心にタップリ灌水する。
- 定植直後は最低18℃程度を保ち、生長点や巻づるが強く伸びだしたら徐々に温度を下げ、14〜15℃程度を目安とする。
- 暖房機の運転等で湿度低下となり活着が遅れやすいので、灌水は多めに行ったり、暖房機の親ダクト内への溜水、通路への散水等を行い生育の停滞を防ぐ。
(6)一般管理 
ア.温度・湿度管理
促成栽培に準ずる。定植前から活着までの温度を高めに保つように管理する。
イ.主枝の摘芯
15〜17節で摘芯する。促成栽培と違って気象条件は良くなる方向であり、側枝や孫つるも発生しやすく、極端な樹勢低下も少ないのでやや高めの摘芯節位でよい。ただ、半促成栽培でも定植時期が早いもの(年内から1月上旬の頃の定植)は、低めの摘芯節位がよい。
ウ.着果制限(摘果)
(ア)主枝の摘果
促成栽培に準ずる。定植時期の遅いものは、草勢いがついてくれば6節くらいまでで摘果する。草勢が弱ければ、ダブル果は片方を摘果する。
(イ)側枝の摘果 基本的に行わない。
エ.整枝・誘引
- 5節までの側枝は摘除する。
- 子づるは原則として1〜2節摘芯とする。摘み急ぎはせず、枝の動きを判断しながら順次摘芯していく。全体的に次の枝が動かないようであれば、少し放任気味に管理し、栄養生長の枝に変わった時点で摘芯する。
- 誘引は、空間や重なり程度等を考慮して行い、極端な草勢低下や草勢維持が困難な場合のみ生長点を上に向けて誘引する。(無理に上向きに誘引すると栄養生長が勝り収量が上がらない。)
オ.摘 葉
誘引したつるの葉や生長点に光があたるように主枝中段や上段の葉から摘葉する。決して摘み急がない。(葉数確保)
カ.灌水・追肥
促成栽培に準ずる。
(7)病害虫防除 
促成栽培に準ずるが、4月以降の高温期の病害虫の発生に注意し、草勢維持に努める。
(8)収穫・出荷 
促成栽培に準ずる。
(JA武雄市 藤瀬 秀樹)