@ 肝臓のしくみとはたらき

 肝臓は、人間の臓器の中で一番大きく、成人では体重のおよそ50分の1、1,200g〜1,400gの重さがあります。色は牛のレバーと同じ様な濃い赤で、表面はツヤツヤしています。肝臓を構成する細胞は、約2,500億個もあるといわれ、その中を血管が網の目のようにめぐっています。安静時で1分間に約1.4リットルもの血液が流れていて、いわば血液をたっぷり含んだスポンジのようなものです。 

 また、肝臓は、再生能力の旺盛な臓器です。肝臓の一部に病気があると、場合によっては4分の3ほど切り取ってしまうことがありますが、数カ月もすると完全に元の大きさに修復されます。

 しかも、別名が「沈黙の臓器」。めったに弱音を吐かず、ウィルスや細菌にもしぶとく抵抗します。肝臓は相当おかされても、その働きをおぎなう代償能力を備えています。
画像:肝臓


肝臓は生体の一大化学工場です。 ○ 代謝
 血液中の栄養分を分解・合成して自分のからだに合ったかたちに変えます。

○ 貯蔵
 余分な栄養分を蓄え、必要に応じてエネルギー源として送り出します。ビタミンの貯蔵も行っています。

○ 解毒
 アルコールや薬品や食品添加物などの有害な物質を無毒化しています。

○ 胆汁をつくる
 胆汁は腸の消化吸収を助けます。
 また肝臓の解毒作用で生じた不用物は胆汁や尿に排泄されます。

※ 門脈は肝臓独特の血管で、消化・吸収された栄養分を運びます。肝臓へ入る血液の80%が門脈からです。 
画像:肝臓の構造と機能







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